> Ivanさん
> サイボーグの羞恥心ってどうなってるんでしょうか。
サイボーグの羞恥心は、その個々のサイボーグのボディの構造と、周辺環境の文化的状況によって変わります。
まず、銃夢の世界では地上・宇宙世界を問わず、メカっぽい外観のサイボーグデザインが主流です。
特別な理由でもないかぎり、人間に似せたシームレススキンのボディは作られないため(人間に似ているということにたいした価値が認められないため)、そうしたメカっぽいボディのサイボーグは基本的に羞恥心は必要ありません。
メカっぽいサイボーグもしばしば服を着ていますが、これは個性を表すファッションだったり、地位や所属を表す記号だったり、単なる防護用のカバーや追加プロテクターだったりします。
一方で、ザレムより上の宇宙世界ではシームレスのソフトスキンを使った一見人間そっくりのボディを作る技術が存在します。
TUNEDボディがそうしたソフトスキンのボディだという話は以前しました。これは潜入工作をしやすくするためで、色仕掛けが可能なようにSEXもできます。
銃夢の世界は現代日本と違って荒々しい暴力が吹き荒れる世界なので、戦闘に不向きな上に量産が難しく非常に高価なソフトスキンのボディは一部の特殊用途にしか作られませんでした。
(オランプはアンドロイドですが、その一例です。)
ガリィに限って言うと、ガリイは物心ついたときからサイボーグなので、体を見せることに対する羞恥心というものはありません。
服を着るのは単なるファッションや防護服としての役目や擬装するためだったりします。
現在のイマジノス2.0のしっぽのついたコートは、イマジノス細胞を変化させて作ったオーバーボディなので、厳密にいうと人間の髪の毛や爪と同じです。
> LONさん
> なんと小学館では単行本用の表紙イラストなどの描き下ろしはタダだそうです。
僕もコミックスのカバーは原稿料もらいませんよ。
巻末のおまけページやNG人生劇場だって原稿料は出ませんから。
それでも描くのは、コミックスは作者の印税10%、数万部の発行で数百万円の収入になるので、その中に描き下ろし原稿分のギャラが含まれているものと割り切って描いています。
佐藤先生がギャラ云々だけでごねたと聞くと奇異な感じがしますが、リンク先の記事を読んで少し納得しました…。
強引にスケジュールを決めた上にそれを忘れる編集者…そりゃ怒るわ。(`ε´)
こりゃ編集者が悪い。すぐ菓子折持って詫びに行くべき。
しかし佐藤先生…講談社でも小学館でも行く先々で編集者にひどい仕打ちを受けるみたいだけど…、僕自身はこんなひどい扱いを受けたことはないですね〜。
駆け出しのころは編集者に鉄拳制裁喰らわせる覚悟で持ち込みしてたし、デビューしてからもプロにあるまじき心根の編集者は遠慮なく攻撃する男なので、いいかげんな編集者は僕を避けたのかな〜?
でも佐藤先生の言い分にも同意できないところがありますね〜。
コミックスのカバーイラストは上記のようにタダとはいえ印税という形で帰ってくるのだし、それに雑誌の表紙の絵は(小学館では知らないけどウルジャンでは)20万円ぐらいのギャラになるので、これを描かせてもらえば充分にペイできるのではないかと思うのですが…。
※28日追記:よく考えてみたら、小学館のスピリッツやスペリオールの表紙イラストは専属のイラストレーターが描いてたかもしれません。だとしたらマンガ家の出番はありませんね。
自作の単行本を「他社の商品」と言うのも共感できない。
法的には佐藤先生の言い分が正論なんだろうけど、僕は自分の作品の単行本を自分の息子か娘のように思っています。
作者とアシスタントと編集者とデザイナーや印刷所方々の仕事が相まって完成したものであって、もちろんそれは「商品」だけど、僕一人の力では出来なかったものだし、広く本屋さんの店先に並ぶことなど一人の力ではとうてい無理。
もちろん今はネット販売がそれに取って代わると言いたいんだろうけど…。
ネット販売は否定はしないけど、それで佐藤先生が食べていけるとしたら、それは大手出版社の元でヒット作を出した有名作家だからでしょ。
(少なくとも僕が同じ事したら、たちまち会社が倒産します。)
まったく無名の新人がネットでデビューして、それでご飯が食べられるようになるのかな?
ネットでたくさんの新人マンガ家が食べていけるというシステムを実現したなら、それはすごいことなんですけど。