2009年11月22日日曜日

海外からのプレゼント

左の写真は海外からのファンレターに混じって送られてきたDVD。
一見ダーウィンの事績をたどるドキュメンタリーみたいですが、制作者と送り主が「CREATION MINISTRIES」となっているので不審に思い、サイトに行って見てみると、どうやら創造論者の団体らしい。


創造論というのはキリスト教原理主義の一種で、聖書の創世記に書かれているとおりに7日間で神様が世界を作り上げたと主張する立場。
創造論者からするとダーウィンの進化論などはあってはならないことであり、宇宙はまだ出来てから五千年ほどしか経ってなく、恐竜の化石もノアの大洪水の時に絶滅した動物の骨ということになっている。
日本でこんな主張をしたら「ラノベの読み過ぎか!!」と一蹴されるところだが、海外では大まじめにこの主張を通そうとしている人達がいる。
アメリカのカンザス州の学校で生徒に進化論とともに創造論を教える判決が出たのは有名。

で、そんな創造論者の団体が何でまた宿敵ダーウィンのDVDを作るのか、とも思いますが、たぶん一般人に向けて表向きダーウィンの功績を称えながら実は彼は間違っているんだよ〜と布教する内容なのではないかと。(見てないので想像。英語のDVDだし。)
で、そんなものをなんでまた日本のマンガ家である僕に送ってよこしたのかは謎。
GLO13巻の金星人の解説でEVOLUTIONとか描いたのが気に入らなかったのか?


>銃夢BBS
>われわれファンの応援が足りなかった?

元気づけのコメントくれた皆さん、ありがとうございます。
川村君の指摘通り、出版不況と言われているのは今に始まったことではなく、マンガ業界もいろいろと景気の悪い話を耳にします。
大御所といわれている有名作家の単行本部数がほんの少ししかないケースとか、連載作品を単行本で出してもらえない新人作家のケースとか…。
それらに比べると僕の現状は恵まれている方です。

来年2010年は旧銃夢連載20周年、銃夢LO連載10周年のアニバーサリーイヤーで、ウルジャンでのLO連載回数も来年夏頃に100回を迎えるので、ウルジャン編集部で銃夢キャンペーンをやろう、という話が上がってきています。
具体的には、旧銃夢をLOと同じ判型の新装版で出すという案があります。
僕の仕事は増える一方なのですが、(@_@;)
頑張ってやるつもりです。

>アバター

少し前の記事ですが、「アバター」のプロデューサーのインタビュー。


インタビュー(2)の方に「銃夢」映画の方の話題が少し出ています。
新しい情報はありませんが、少なくとも忘れてしまったわけではないようです。