前回からの続き。
2024年3月、sunoAIという音楽作成生成AIを知る。
以前どこかで書いたかもしれないが、僕は音楽が大好き。主に80年代。
楽器も音譜も読めないくせに、過去何度も音楽制作に乗り出しては挫折する、ということを繰り返してきた。
弾けもしないキーボードを買ったり、何万円もする音源を買ったり、実に無駄な投資をしてきた。(泣)
今までもAIで自動作曲するというサービスをいくつも試したが、到底満足できるものはなかった。
ところが、sunoAIは違った。ちょっと試しただけで、なんかかっこいい曲ができる!
なんだと!?すごい自然だ!
ビャビャァッ!と電撃が走った!
「これは…もしかすると、長年の夢がかなうかもしれない!?」
以前音楽制作を学んでいた時に見ていたYouTuberの似顔絵村の村長さんことHIRONOBU NAKAKUBOさんがChatGPTで歌詞を作り、それを使いsunoAIで歌を作るプロセスを公開していたので、それに習ってやってみた。
僕は音楽は作れないが、アイディアならたくさんある。
大昔、まだ銃夢の連載を始める前、80年代メタルが熱かったころ。
70年代の古いアニメや特撮の主題歌の良さを「再発見」し、CD集を買い集めた。
また同じころ、柴田錬三郎や山田風太郎の時代剣豪小説を「再発見」し、読みあさった。
これらからインスピレーションを受け、古いアニメや特撮主題歌をメタルで演奏したら面白いとか(のちに90年代半ばにアニメタルが実現)、和楽器を使ってメタルを演奏したら熱いとか(のちに90年代に六三四や陰陽座が実践)、仲間内で話していた。
そうした古いアイディアの中に、僕の好きなオカルト題材とメタルの融合があった。
(メタルではないが筋肉少女帯に何曲かオカルト題材の曲がある。オーケンは僕と同年代で有名なオカルトマニア。)
構成を生かしつつ手書きで直していく。
今こそ長年の夢を実現させるときだ。
試しにモスマンを題材にsunoAIでテスト曲を作ってみた。
「オオ…なんかかっこいい曲ができるぞ!」
有料サブスクリプションに入り、たちまち何曲も作った。
この歳になると、ワクワクで胸が高鳴るなんてことはめったになくなるのだが、この時は
「次はどんな曲ができるんだ…!?」と興奮がすごかった。
10曲ほどのストックができた時点で、これを他の人にも聞かせたくなった。
世間に発表する手っ取り早い方法はYouTubeである。
次回に続く。