ラベル 時事ネタ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 時事ネタ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2024年12月27日金曜日

生成AIとの向き合い方

前回からの続き。


生成AIには既存の人間が作った学習ソースが必要である。  

その学習の過程が著作権を侵犯しているのではないかという疑いから、多数のアーティストが抗議の声を上げ、新聞社や音楽レーベルなどがOpenAIやsunoAIを起訴している。  

また、生成AIで作られたCMが炎上したりしているという現状も知っている。

つまり現在の社会において、生成AIを使用することやその成果物に対してコンセンサスが定まっていない。


ここで僕、木城ゆきとが生成AIに対してどんなスタンスを取っているかを明確にしておきたい。  

ここからはセンシティブな問題に触れるので、人によっては不愉快に感じる方もいるかもしれない。

あくまで僕個人の考えをのべるが、異なる立場の方々の考えを否定したいわけではない。

気分を害する人がいたら先に謝っておく。



僕は生成AIはツールに過ぎないと思っている。  

もともと技法マニアなので、何か新しい技法、新しい画材、新しいツールが出たと聞けば試さずにいられない。

リキテックスにエアブラシから、MacとPhotoshopに変えてきた。

もちろんアナログな画材にも良さはある。

しかし自分は「ワイヤーフレームのCGを描くのにホワイトとトーンで手書きするのはバカらしい」と感じるたちだ。

劇中のCGはコンピューターに描かせたい。そして昔は夢物語だったことが今はソフトとハードの進歩によって可能になった。

生成AIの発達には、僕は恐れや不快感よりも、好奇心やワクワクが上回っている。

問題はこのじゃじゃ馬なテクノロジーを、どうやって自分の仕事のスタイルに落とし込むか。そのことをずっと考えている。

もし同じように生成AIを使っている人がいれば、意見や体験談を教えてほしい。お互いに情報をシェアしながら、面白い使い道を模索していけたら嬉しい。


著作権侵害に関しても問題は多々あるが、そういった社会的議論は進行形なので、今はそれよりも技術的な可能性を試したいと思う。


今後もテクノロジーの進歩に合わせて試行錯誤を続け、作品に生かしていきたい。生成AIがもたらす創作の可能性を、個人的にはとても楽しみにしている。


 

2024年12月26日木曜日

ミュージックビデオシリーズ「世界怪奇ツアー」を作る

 前回からの続き。

音楽をYouTubeに公開するにあたり、画像を用意しなければならない。  

ここで初めて、前の年からいじっていた画像生成AIが実用の日の目を見ることになった。


初期のムービーの構成はシンプルで、簡単なループアニメーションとサビの止め絵でできている。  

各ムービーでどんな生成AIサービスを使っているかはムービー末尾のテロップに表記している。  

初期のころ、よく使っていた生成AIアニメのサービスはKaiberで、静止イラストがわしゃわしゃと動くような感じ。  

静止画の生成AIはAdobe FireflyとDreamStudioというウェブサービスを使用していた。  


Fireflyは少し癖があり、ものすごい解像度の高い写真クオリティの絵が得意な反面、イラスト調の絵のクオリティは残念無念という感じだった。  

DreamStudioの内部はおそらくStable Diffusion XL。ネガティブプロンプトが使えたり、読み込んだ画像を生成AIで再解釈してくれたりと結構便利だったが、Stable Diffusion3の発表と同時に突然サービスがなくなってしまった。


この世界の進歩は早く、OpenAIがすさまじいクオリティの動画生成AI「Sora」のデモを発表し、それがリリースされる前に次々に新しい動画生成AIサービスが他社から出てきた。  

もはやKaiberの時代遅れ感はいかんともしがたいので解約し、Lama Dream MachineとRunway Gen 3のサブスクリプションに入った。


静止画のサービスはDreamStudioが使えなくなってしまったので、しばらくDALL-E3を使いながら(ChatGPTのサブスクに入っているので使える)、他のサービスを探していた。  

Midjourneyのウェブアプリ版が登場し、このサブスクに入ることにした。以前からMidjourneyの性能の評判は聞いていたが、Discordのアカウントから操作するのが嫌で使わなかったのだ。  


Midjourneyは評判に違わず、すごい美麗なイラストレーションや写真調の画像が作れて、インターフェースもわかりやすいので大変満足している。「コティングリーの妖精」以降、多用している。

DALL-E3は癖のある独特の画調のイラストができるが、長所はプロンプトの追従性が極めて高いこと。他の生成AIでは命令通りの絵が出ない時に頼りになる。「テケテケ」のサムネ画像もDALL-E3で出した画像にレタッチで手を加えたものだ。

Midjourneyの作業画面。一回のプロンプト入力で四つの画像が生成される。

動画生成AI、Lama Dream Machineのトップ画面。最近のアップデートでお上品になってしまった。
クマ男が爆発をバックに歩いてくる、以前のB級映画っぽいデモが好きだったんだが。

Lama Dream Machineの作業画面。現在はこのサービスをメインに動画を作っている。
ちょっと前にOpenAIのSoraが正式公開されたが、期待されたほどの性能ではなく、
ちゃんと使うには月3万円もお金がかかるので、今はムリ。

FinalCutProで動画編集する。
解説パートで流れるBGMもsunoAIでつくったもの。
ナレーションは無料の合成音声ソフトVOICEVOXを使用。
最近になり、より自然な合成音声が作れるAivisSpeechなどがリリースされたが、
まだ落ち着いたナレーションに適した声がない。今後に期待。


現在(2024年12月)までに70本以上のMVを作ってYouTubeで発表した。  

この制作過程で、生成AIの現在における限界も痛感した。    

今の生成AIでは次のような題材は作るのが難しい。

※ちなみに、世間で流行っているアニメ美少女のような題材はまったく作らないので、そっち方面の難しさはわかりません。※


・日本の風景

  生成AIの学習ソースは欧米のものに偏っているため、日本で当たり前に見ることができる風景を作るのが苦手。  

  例えば、ランプが横に並ぶ信号機など。欧米式にランプが縦に並んだものが出てくる。畳や障子などもそれっぽい絵は出るが、細部はかなりおかしくなる。  

・一本足、一つ目など、本来対になっているものが無いもの

  学習ソースの偏りか、制限がかかっているのかは不明。  

・体の一部が欠損しているもの

  おそらく規制の関係で作ることができない。「首なしライダー」などはレタッチで首を消した。  

・軍艦、戦闘機などの機械の正確な描写

  特にレシプロ戦闘機を描くのが苦手のようだ。「フィラデルフィア実験」「マンテル大尉に花束を」では苦労した。  

  「南極のニンゲン」の捕鯨船は実際にはまったく形が違うが、イメージということで妥協した。  

・乱雑な状態

  「バルバドスの動く棺桶」で石室内に乱雑に積まれた棺桶を描かせようと何度も試したがダメだった。  

・看板などの文字

デタラメな文字が出てくる。「時空のおっさん」ではむしろ異世界らしさが増した。最近の生成AIではちゃんと文字を出せるようになってきているらしい。

・ステレオタイプ(偏見)にひきずられる

例えば日本の風景を出そうとすると、「富士山」「満開の桜」「五重塔」などが何の脈絡もなく出てくる。「デボンジャーの悪魔」では下半身がヤギのひづめを持つ、典型的な中世の悪魔のイメージを出そうとしたが、Midjourneyではなぜか筋骨隆々のモンスターしかでなくて、Dall-E3でなんとか作った。Midjourneyは最近のゲームのコンセプトアートの学習によるバイアスがかかっているっぽい。

・奇怪な姿をしたモンスター

  「世界怪奇ツアー」では現実にあった事件を題材にしているため、目撃者証言やスケッチに基づいたUMAや宇宙人を出したいのだが、プロンプトだけではうまく作れたためしがない。  

  ツチノコならなんとかなるだろうと楽観していたのだが、これすらもうまくいかなかった。  

  こういう場合は僕が自分で手描きでイラストを描いている。  

・流血などのゴア描写

  ウェブサービスでは当然のように規制されている。ローカルでStable Diffusionを使えば作れるかもしれないが、おそらく発表の段階でYouTubeの規約に引っかかってしまうだろう。  

  こうした理由から、曲を作ったもののMV化できない曲が三曲ほど存在している。

楽曲だけを音楽配信サービスで流すことも計画しているので、そのうちこれら未発表曲も日の目を見るかもしれない。


次回に続く。

2024年12月24日火曜日

生成AIとの付き合い始め

 前回からの続き。

2022年夏にMidjourney、Stable Diffusionが、11月にChatGPTが公開され、興味深くウェブ記事をチェックしていたものの、まだ敷居が高く感じて手は出さなかった。


2023年の夏頃から、AIピカソなどのスマホアプリで、パグの画像を作って遊び始めた。  

本格的に使ってみたくなり、手元にあったWindowsノートPC(モバイルRTX3060、ビデオメモリ6GB)に苦労してStable Diffusionの実行環境を構築した。  

これで事実上無限に画像を生成できるわけだが、使ってみるとすぐにその限界も分かった。  

まず、作れる画像の解像度が低すぎて、漫画にそのまま使うのは難しい。  

(当時。現在は高解像度化もかなり可能になってきている。もちろんビデオメモリの大きさに制限される。)  

シームレスパターンが作れるので、これは実際に漫画の中にも一部使用している。  

とにかく、パグのジョーク画像を作って身内で楽しむのがせいぜいで、あまり実用的な使い方が思い浮かばなかった。

パグガメ

パグカッチ

パグヒーロー

パグツムリ

パグトパス

2024年2月、ChatGPTの有料サブスクリプションに加入した(ChatGPT Plusプラン)。  

しかしその時点では有効な使い方がまるで浮かばず、試しに「地球と火星の最接近の年を数百年先まで計算させる」というお題でやらせてみたものの、あまり精度が高くない答えが出て、使い物にならなかった(この時点でのChatGPT 3.5は数学が苦手だった。現在のChatGPT 4.0は数学能力がかなり高くなっている)。


次回に続く。

2024年7月8日月曜日

ジョン・ランドーさん追悼。恒例のMV追加。

 「アリータ:バトル・エンジェル」のプロデューサー、ジョン・ランドーさんが亡くなりました。お悔やみ申し上げます。

https://eiga.com/news/20240708/18/

まだ63歳だったんですね。まだまだ若いのに、残念です。

アリータの時に何度もお会いして、すごくパワフルでユーモアを欠かさず、映画への愛に満ちていて、常に周りの人を元気にするような方でした。

ご冥福をお祈りします。


恒例のMV追加です。

トイレの花子さん


ビッグフット伝説



ランキングに異変!
「ダルシーの戦い」が一週間で再生260回越え!


2024年5月7日火曜日

MV追加です!

ヴォロネジ・エイリアン


フィラデルフィア実験

首なしライダー





 

昨日のボクシング世界戦、井上チャンプ1Rダウン取られてヒヤヒヤしたけど圧巻のKO勝利!さすがでしたね!

個人的にはキック時代から応援している武井選手、モロニー相手には不利だと思っていたのですが、見事判定勝利!

ベルト奪取おめでとうございます!

泣きそうになりました。

4試合いずれもレベルの高い試合で、ドキドキしました。ありがとうございます!


2022年12月14日水曜日

キャメロン監督が新型コロナ陽性との報道

来日していたジェームズ・キャメロン監督コロナ感染 帰国する機内で違和感 ロスのプレミア欠席

 https://news.yahoo.co.jp/articles/7f34f8bae6ac4e16bf9eb69d27455ee8d20db49e


症状は軽いとの事ですが心配ですね。快癒する事をお祈りします。

僕も念のため、薬局で売っている新型コロナ検査キットで検査してみました。

結果は陰性でしたので、まずは一安心です。



2022年4月9日土曜日

ぶっちゃー通信#57_花よりわんこ2022

 


お花見パグ動画です。

大画面はこちら。

https://youtu.be/uc6Qs2wnk2k

2022年4月1日金曜日

プーチンは僕の敵

 GMC原稿が無事終わったので、久しぶりに時事問題について書く。


ロシアがウクライナに侵略して、一ヶ月ちょっとがたった。

プーチンの愚かな暴挙によって、この30年の歴史の流れが大きく変わってしまった。

ウクライナの善戦によってロシア軍の無能さが全世界にさらされた。

プーチンは21世紀最悪の独裁者の汚名を向こう百年にわたって受ける事になるだろう。

ウクライナ戦争がどんな形で終わるのかはまだわからないが、ロシアが失った信頼はそう簡単には取り戻せない。


正直に言うと、今回戦争が始まるまで、ウクライナがどこにある国なのかさえ知らなかった。

不勉強ですいません。しかし日本人の多くがそうだったのではないかと思う。

どこにあるか知らない国の大統領とか、さらに知るよしもなかったのだけれど、

ゼレンスキー大統領、彼は今や英雄だ。

何度も暗殺作戦があったと聞くが、彼は逃げなかった。

真っ先に国を捨てて逃げたアフガンのどこぞの大統領とは対照的だ。

プーチンの暴虐に屈せず立ち向かうウクライナの皆さん、応援してます。

わずかですが人道募金もしました。


個人的な話をしよう。

僕は、ロシア民謡が好きである。ドストエフスキーなどロシア文学も好きだ。

ソ連時代からのロシアの宇宙開発の歴史には敬意を持っている。

ゆえに、銃夢の世界では作中の宇宙歴はスプートニクが飛んだ年を元年としている。

共産主義は嫌いだ。スターリンも嫌いだ。

冷戦時代を覚えている。子供ながらに核戦争の恐怖を感じていた。

ペルリンの壁が崩れた時を覚えている。冷戦が終わった時、自分は二十二歳だった。

これから世界はより自由になり、核兵器におびえる事もなく、良い世界になっていくのだと思えた。

貿易により国と国とが密につながり、互いに相互に依存し、共に豊かになっていく事で、戦争などしないで済む世界になっていくのではないかと思えた。

日本とロシアの間には北方領土問題があるが、経済関係を通じて互いにWin-Winの関係になる事で、平和的に解決していけるのではないかと思えた。


だがそれはすべて幻想だった。

プーチンは柔道やっているから、犬好きだから、きっと話がわかる人に違いない…

これらは全部、脳内お花畑の日本人(僕を含めた!)の一方的な思い込みだったのである。

それが今回のウクライナ戦争ではっきりとした。


さらに悪い事に、プーチンは戦争指導者としても三流だった。

部下の佞言を真に受けて、現実を見誤り、セオリーを無視した戦略をごり押しした結果、世界史に残るレベルの醜態をさらした。


僕は、漫画描き、表現者として、あらゆる表現規制に反対である。

表現の自由は、自由主義の元で実現する。

自由主義の敵、強権主義、専制主義、独裁主義はひとしく僕の敵である。

ゆえに、プーチンは僕の敵である。


2021年5月21日金曜日

三浦健太郎先生を悼む。

 「ベルゼルク」の三浦健太郎先生が急死との報。

まだ54歳…僕と同じ歳じゃねーか。若すぎる。

「ベルゼルク」は絶筆か…

残念すぎる…

日本漫画界にとって大きな損失です。

ご冥福をお祈りします。


ツイッターなどで僕の健康状態を心配してくださる方が多いので、僕の近況などを書きます。

一年前の二月、フランスから帰還してすぐに会社で健康診断を受けました。

血圧と血糖値が高く、糖尿病の疑いありということで内科病院に通い、軽い投薬と食事療法を続けています。

砂糖の入った飲み物をやめ、毎日家でも血圧を測り、その甲斐あって最近では体重も減って、血糖値は正常の範囲内に落ち着きつつあります。血圧はまだ高いときがあって、血中コレステロール値もなかなか下がらないので、二ヶ月に一度通院しています。

外出もほとんどしないので、今のところ新型コロナにもかかっていません。

マンガの仕事のペースは以前に比べて落ちてしまっていますが、ちゃんと仕事しています。

年内に新刊を出すのが当面の目標です。

2019年7月19日金曜日

京アニ放火事件

あまりにひどい。
どんな理由があれ、こんな蛮行が許されるはずがない。
犠牲者の方に、ご冥福をお祈りいたします。

2013年2月20日水曜日

ゆきとの書斎過去ログ追加。

ゆきとの書斎の過去ログ倉庫にゆきと帳の2009年後半〜2011年までのログを追加しました。
シュタゲ発売〜集英社とのトラブル〜講談社への移籍〜GLO再開〜新車購入〜東日本大震災〜ジョブズ死去〜あたりの激動の記録です。
読者の質問や各トピックごとのまとめコーナーも更新。
集英社とのトラブルから移籍に至る一連のトラブルは専用のまとめコーナーを設けました。
FLASH部屋に2013年正月フラッシュを追加しました。


>銃夢BBS
> Ivanさん
>ロシアの隕石

あれはびっくりしましたね〜。(゜ロ゜)
僕は第一報をたまたまつけていたテレビで知って、いきなり「ロシアの隕石落下で負傷者多数…」などと言い出してぐわーって落ちてくる火の玉の映像が流れた。
てっきり、数日前から地球をニアミスするといわれていた小惑星が落ちたのかと思いました。
「もしあれが落ちたんならタダ事じゃすまねぇ!やべえ!!」
すぐにネットで情報を集めて、ニアミス小惑星と落ちた隕石は別、死者はいないもよう、ということを知って胸をなで下ろしましたが…。

2012年5月21日月曜日

金環日食

露出倍数10万倍のNDフィルターと300ミリの望遠レンズで撮影。

この日のために用意しておいた太陽撮影用フィルターを一眼レフに装着し、金環日食を激写!
E-3に300ミリの望遠レンズをつけ、三脚に固定してレリーズシャッターで撮影。
撮影場所は自宅車庫前。
マニュアルによるピント合わせが難しく、難儀したもののなんとか撮れました。
E-3に300ミリのレンズは35ミリフィルム換算で600ミリ相当の超望遠レンズのはずですが、太陽は画面の10分の1ぐらいのサイズでしか映らず、どんどん移動していくので画面内に納め続けるのも大変。
上の写真はトリミングしたもの。

2012年5月6日日曜日

【つくば竜巻】うちは無事です。

つくばが竜巻被害に遭ったとのニュース。
僕の自宅兼仕事場は同じつくばでも竜巻の発生した場所から10km以上は離れているので、ネットのニュースで初めて知りました。
つくばは内陸だから津波からは安全だと思っていたのに、今度は竜巻かよ…。
僕の母校、筑波高校のすぐそばを竜巻が通り過ぎ、高校時代によく寄った北条商店街が壊滅的被害に…。
車が積み木をばらまいたみたいに散らばって家がコンクリ基礎ごとひっくり返るとか、とても日本の竜巻とは思えんです。

2012年3月13日火曜日

【訃報】メビウス死去

フランス漫画バンド・デシネの巨匠、ジャン・メビウス・ジロー氏が亡くなりました。
フランスの漫画家、ジャン・ジロー氏死去

僕がメビウス先生を知ったのは中学〜高校生のころ、SF雑誌「スターログ」ででした。
日本ではとにかく情報が少なくて、たま〜に洋書店でメビウス先生のコミックを発見すると大枚はたいて買い求めたりしたのが思い出されます。
僕の作品への直接的な影響という点では、大友克洋先生を通じた隔世遺伝みたいな影響ということになってしまいますが、メビウス先生の絵は日本ともアメリカとも違う、未知なるものへのロマンをかき立てられました。
また、数年前メビウス先生が来日した時、担当編集が会ってウルジャンを見せたところ、なんとメビウス先生は銃夢のことを知っていたらしく、ぱらぱらページをめくって(もちろん日本語のセリフは読めない)、「この絵はいいね」と褒めてくださったそうです。
(ザジvs.フラウXの回で、見開きで巨大な手榴弾が落ちて来る絵。コミックスPHASE:83。)
ご冥福をお祈りします。


【近況】
調子が悪く、苦しんで21ページまで描いたネームを編集と相談の上ボツにして、今月は休みをいただいて充電しつつネームの練り直しをしています。
先週は天気が悪かったせいか軽い鬱状態でした。
潜在意識的に大震災一周年にもかなり神経質になってたみたいで、理性では「きっちり1年後に大地震など来るわけない」とわかっていながら、3月11日は部屋にこもって震えてました。
12日からは少し気分が持ち直してきました。
ITmediaの3月9日の記事「ウォズが語るジョブズの思い出――iPad3発表の日に」のウォズの言葉にすげえ励まされました。
一部引用します。

ウォズ 自分が本当にやりたいことは何か? をよく考えてほしい。才能なんかは必要ない。誰かがやったことをちょっとひねるだけの仕事はつまらない。小さなことでも“自分じゃなきゃ出来ないこと”を成し遂げたなら、それは大きなことだ。そしてうまくいったら“うんと自慢する”こと!

「ああ、自慢していいのか」と思ったら涙が出ました。(;∀;)

2011年10月7日金曜日

【訃報】スティーブ・ジョブズ死去

すでに各メディアで報道されていますが、アップルの創設者・元CEOスティーブ・ジョブズ氏が亡くなられました。
90年代にMac交換機を廃止した時の遺恨から、アンチジョブズを公言してきた僕ですが、正直寂しいです。
CEOを退いてからわずか1ヶ月ほどで亡くなるとは…。
長生きしてほしかった。
さまざまな画期的な製品を世に送り出し、倒産寸前だったアップルを株価世界2位(一時はモービルを抜いて1位)の会社に立て直した手腕はまさに「天才的」と言わざるをえません。
ご冥福をお祈りします。

と思ったらこんなニュースが。


HP社とApple社、乱射犯人逃走で建物封鎖

思想的な背景のある事件ではなさそうだけど、まったく災難だなぁ。

2011年9月28日水曜日

ニュートリノが光速を超えた!?

>銃夢BBS
>GLO107話の反応

ずっと以前から構想していた流れとはいえ、突拍子もない展開に見えるかもしれないので読者の反応が心配でした。
今のところ好評のようなのでホッとしています。(^-^;)
ユピタンのことも忘れてませんよ〜。
集英社とのトラブルで連載が中断したので構成上後回しにしましたが、
ZOTT決勝戦終了後に描く予定です。


数日前、科学関係で仰天するようなニュースが。

・「光より速いニュートリノ」計測 国際研究グループ発表
・「否定できない結果」=何度も検証、公表に抵抗感も―名大グループ・超光速素粒子


ムーとか読んでるとたまに「相対性理論は間違っている!」とか主張する自称研究者(笑)のおじさんとかがトンデモ理論を発表していますけど、今回のニュースはそんなのとはシリアスさが違う。
CERNの加速器から打ち出されたニュートリノを1万5千回以上計測した結果だと…。
もしもこの観測結果が間違いではなかったとすると、相対性理論が間違っていたことになり、さまざまな宇宙論の仮説がすべて修正をせまられる事態になるんではないでしょうか。
一体何が起きているんだろう。量子トンネル効果とかが起きたんだろうか。
僕は専門教育も受けていないただの科学ファンにすぎないので、この観測結果が科学界にどんな影響を与えるのかは予想もできません。
ただ日経サイエンス誌を購読しているので、数ヶ月後にこの件が記事になるのが楽しみです。




・ゲーム
PS3「ダークソウル」/フロムソフトウェア


前作「デモンズソウル」が心が折れるほど面白かったのでAmazonで予約、現在プレイ中。
PS3は購入して1年ちょっとになるけど買ったソフトはまだ4本しかなくて、
「ゴッド・オブ・ウォー3」「デモンズソウル」「マーブルvsカプコン」「ダークソウル」。
このうちマブカプはたまたまゲーム屋でXbox360版がなかったからしかたなく買っただけで、
今のところ自分にとってのPS3専用キラーソフトはGoWシリーズとデモンズソウルシリーズのみ。
前作「デモンズソウル」はちょうど1年前、集英社とのトラブルで連載休止中の暇をもてあましている時にプレイした。
130時間以上プレイして、攻略サイトやオンラインプレイヤーの手を借りながら(PKもさんざんされたが)なんとか1周目をクリア。
ふつう装備やパラメーターを受け継ぐゲームで2周目は楽になるものだが、デモンズソウルはそのような楽を一切許さない鬼のようなゲームで、2周目のあまりのハードさに心が折れてやめた。
orz…ちょうど講談社への移籍も決まって仕事も再開する時期だったし。
しかしビビリながら何十回も死にながら薄暗いダンジョンを探索していくのは中毒的な楽しさがあった。
「こんなの絶対に倒せねぇ!!」と思ったボスデーモンを倒した時の達成感ははんぱない。
ヌルゲーマーの自分としては、デモンズソウルをクリアしたことは一種誇らしい戦績のような思い出だ。


さて今作の「ダークソウル」。
前作の経験があったので、スタート地点で何回も死んでしまうようなことはなかったが、やっぱり少し進むとキビシイ世界が待っていた。
最初キャラクターの素性を「騎士」の装備にしてはじめたがレベル15ぐらいで行き詰まってしまい、キャラクターを作り直して再スタートすることにした。
火炎の魔法を最初から使える「呪術師」で贈り物に「万能鍵」を装備。
これでだいぶスムーズに探索とレベル上げが出来たものの、現在地下街の山羊頭のデーモンを倒せなくて行き詰まり中。
もう仕事に集中しなくちゃならないし、オフになっても去年ほどゲームに時間割けないので、どうもクリアできる自信ない…。

2011年7月28日木曜日

ニンテンドー3DS値下げ!?

日本SF界の泰斗、小松左京先生が亡くなったそうです。
ご冥福をお祈りします。


買ってしばらくまったく遊ぶソフトがなくて
充電台に置きっぱなしだったニンテンドー3DSですが、
ここ一月ほど「BIOHAZARD THE MERCENARIES 3D」にはまってます。
買って半月は難しすぎる気がしてあまりやってなかったのですが、
だんだん操作に慣れてきて敵の配置やマップの構造がわかってくると
やみつきになってきてしまいました。
1ゲーム15分ぐらいなので、つい仕事中もやってしまったり…。

そしたらこんなニュースが。


なんだとう〜!?
ふざけんなよコラ。(゜Д゜)
すでに持っているユーザーにはファミコンのゲームを
プレゼントするとか言ってるようだけど、
そんなもんいらんわ!!

2011年4月20日水曜日

レスなど

銃夢LO再開1回目の原稿料が出たので、それを震災義援金として募金した。
1色ページ+カラーページ+雑誌表紙イラストで76万ちょっとだったので、四捨五入して80万円…。
有名人がン億とか募金しているのに比べるとささやかすぎて恥ずかしいですが、ウチの会社も一族を養わなければならないので…。


銃夢BBSのレスなど
>講談社版コミックスについての質問
>タカハシさん
>新装版の方はサイズが少し小さくなるんでしょうか?

僕の勘違いでなければ、現行の銃夢LOと同じ単行本サイズになります。

> 新装版と集英社から続く16巻があるとのことですが、
> これは、別バージョンで2種類ずつ刊行されていくという
> ことでよろしいんでしょうか?

そういうことになるようです。
ただ、16巻以降が新装版としてまとめられるかはちょっと不透明です。
銃夢LO新装版の現時点で決まっている仕様は以下の通りです。
・サイズは集英社版銃夢LOと同じサイズ。
・全10巻。(集英社版GLO1〜15巻分を収録)
・カバーは新規描き下ろし。
・第1話のみ、巻頭カラーページ再現。
・特典として、木城ゆきと初期短編を1〜7巻巻末に収録。
・銃夢外伝は未収録。


>狂博士さん
>ところで先生達は原発問題はどう思いますか?

こんな時に言うと反発されるかもしれませんが、僕は条件付き原発賛成論者です。
ただし純粋にテクノロジー的側面からみたときの理想論であって、現状の日本の官・民の癒着でグタグダになった原発管理行政はまったく信用していなかったし、今回の事故でそれが白日の下にさらされました。
たけしも言っていましたが、一番電気を食っているのは東京なんだから、東京湾に原発を建てろ!と思います。これは当てつけではなくて、本気でそう提案します。
地産地消です。

理想の原発は核融合発電ですが、実現はいったいいつになるやら。
未来少年コナンみたいに衛星軌道上に巨大な太陽光発電衛星を展開してマイクロウェーブで地上に送電するシステムなども研究されていますが、実現するにはコストの壁以上に近隣諸国からの反対がありそうです。
(軍事転用すれば恐怖の衛星兵器になるため。)

風力や太陽光発電は現状の技術では微々たる発電量にしかなりません。
理想を言えば、巨大発電所から個々の建物に配電する一極集中型システムではなく、個々の建物(あるいは町内などの小ブロックごと)で発電する分散型システムに期待してます。
その点から都市ガスで発電する燃料電池に注目してました。
しかしまだ値段が高いし停電すると止まっちゃうらしいですね〜。
東京ガス管内でしか売ってないし。

近未来技術として期待しているのは、次世代ソーラーパネルといえる人工光合成技術ですね。


2011年3月21日月曜日

20日で44歳になりました。


画像は20日午前三時に撮影したスーパームーン。
あり合わせのズームレンズで撮ったため月の模様が白飛びしてしまった。

誕生日祝いコメントを書きこんでくださった方々、ありがとうございます。
しかし、これほど気の重い誕生日もそうないですねー。
1995年には地下鉄サリン事件があり、2003年にはブッシュのバカ野郎がイラク戦争をおっぱじめて鬱になりましたが、今年はそれどころじゃないぐらい沈鬱。
心のスタミナ残量0という感じ。
2ちゃんの災害版の茨城スレで、うっかり20日が自分の誕生日だと書きこんだ人(たぶん女性)がボコボコに叩かれてるのを見ました。みんな殺気立ってる。
今朝は遺体の片付け作業にかり出される夢を見るし…。

昔住んでいた千葉の浦安も断水で大変みたいです。
94年から2000年初めまで日の出のベイシティ浦安というマンションに住んでました。


アマゾンで注文してあったニンテンドー3DSが今日やっと届いたけど、喜ぶ気になれないです。
一緒に注文していたソフトも軒並み発売延期でやるものないし。
無線LANの接続設定がなぜかうまくいかなくてつながんないし…。

ネガティブな書きこみですいません。

2011年3月19日土曜日

東日本大震災

今回の大地震と津波で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
福島原発の沈静化のために現地で奮闘している作業員、警察・消防・自衛隊の方々に感謝をするとともに、無事の帰還を祈ります。
また全世界からの支援・援助に感謝します。


記録のために、地震のあった前後から今日までのことを書いておこうと思う。
現在3月19日。数時間前にも茨城で強い余震があった。(リンク)
1時間に一回ぐらい地震が来る。ほんと勘弁してもらいたい。

3月はじめ。
銃夢LO第104話の作業に入る。
しかしリアル人生NG劇場のネームがボツになったことと、新車レガシィアウトバックが納車になったことで集中力はバラバラ。やる気ぜんぜん無しの状態で下書きに入る。
理由は思い当たらないが下痢をしはじめる。

3月6日
眼鏡のツルが折れてしまう。
壊れた眼鏡はアイメトリクスというブランドで、扱っていた学園都市の店がなくなってしまったため、土浦まで行かなければならない。
とりあえず昔の眼鏡を出してきて仕事を続けるが、度が合っていないせいかひどく目が疲れる。

3月7日
雨だったため眼鏡の修理は延期、仕事を続行。
頭痛と下痢がひどい。

3月8日
晴れたので、ツトムとともにイオン土浦店に眼鏡の修理をしに行く。
眼鏡の部品があったため意外とすぐに修理は終わる。下痢のため店内のトイレを使用。
なんだか仕事をする気分ではないので、そのまま筑波山のまわりをぐるっと回ってドライブした。
筑波山の裏の方は行ったことがなかったのだが、関東とは思えないほどの山間地で驚いた。

3月11日
やっと仕事への集中力が出始める。
地震が起きた午後2時すぎ、21pめの下書きの最中だった。
ふつうより強い揺れに手を止める。目の前の棚のファイルや火星儀がバンバン落ち始めるが、なすすべもない。
かなり長い揺れが収まったあと、家の中の被害を見て回る。
机類は振動で動いてしまい、重いG5やMacProもずれてしまった。
パソコン机の上にあるエレクターの棚は天井への突っ張り棒がぜんぜん役に立たず、奥の足が机から落ちて傾いてしまっている。
大きな複合機(スキャナとプリンターを組み合わせたもの)も移動してしまった。
廊下の壁際に飾ってあった食玩フィギュアがほとんど落下し、足の踏み場もない状態になっていた。
AVルームは悲惨な状態で、部屋の四隅に立っていたトール形スピーカーはすべて倒れ、無精して積みっぱなしになっていた大量のDVDの山が崩れて大変な惨状。

幸いにしてテレビやモニタが倒れたりはせず、機械類が壊れたりはしていない模様。
また壁に掛けてあるモデルガン類も落下したものは一つもなかった。
家屋にも室内からチェックするかぎり損傷は見られない。

つーちゃんと手分けして、散乱した本やDVDの後片付けをしている最中、第二波の地震が来る。
震源地が茨城県沖だったためかなり大きく、この時に飲み残しのコーヒーが入ったマグカップが仕事机から落ち、床のカーペットに大きなシミを作ってしまった。

ゆきと帳の3月11日の写真は第二波の地震が来たあとに撮影したもので、かなり片付けた後のもの。

一通りの片付けが終わって落ち着き、ネットやテレビのニュースをチェックして、どうやら大変な被害が起きていることを知る。
下妻の両親のことが心配になり、何度も電話をかけてみるが通じない。
直接車で行って安否確認することになった。
途中のつくば市内の交差点の信号がついておらず、渋滞が起こっていて、下妻の実家に着くまでいつもの1.5倍ぐらいの時間がかかってしまった。
下妻に近づくにつれ、道沿いの家の屋根瓦が落ちたり、塀が崩れたり等の被害が目につく。

下妻の実家に着く。両親は買ったばかりの新車ステップワゴンに避難して無事。
停電しており、水道も止まっているという。固定電話も携帯電話も通じない。
つくばの家に避難するように言ったが、車の中で過ごすから平気だ、と言ってきかない。
仕方がないので帰る。
帰りは暗くなっている上帰宅ラッシュに重なったのか、大変な渋滞になってしまっていた。
信号はほとんどついていなかったが、それでも事故がなかったのはさすが日本の治安意識というところか。
帰宅し、水道の出が悪くなっていたので断水を危惧して浴槽に水を張っておく。

3月12日
水道の水が出なくなっていた。
電気は止まらなかった。(うちはソーラーパネルを導入しているので日中はあるていどの電力を確保できる)
トイレの水は浴槽にためておいた水をくんで流した。
そういえば3月に入ってからずっと悩まされていた下痢が治っていた。

やっぱり下妻の両親が心配なので、昨日と同じく車で避難の説得に行く。
途中、レガシィの燃料がこころもとなかったので、行きつけのガソリンスタンドで補給する。小さな行列が出来ており、10分ぐらい待たされた。(しかしこのタイミングで燃料補給しておいて本当によかった。19日現在茨城全域でガソリン不足のため、スタンドの前に2kmぐらいの給油待ち渋滞が発生している)

下妻は相変わらず停電・断水状態。にもかかわらず両親は頑固で、「戦争だって生き抜いたんだから」などと言ってつくばへの避難を受け入れようとしない。すごすごと手ぶらで帰ることになった。
帰りにホームセンターや電気屋がやってないか見て回ったが、軒並み閉店。
ファミリーマートがやってたので寄るが、弁当・パンの棚は完売してガラガラ。
ペットボトルのお茶とスナック類、ピザまんを買って帰る。

3月13日
ツトムの流山のアパートを見に行くことになった。
千葉は飲食店などもふつうに営業しており、平穏そのもの。
ツトムのアパートも、部屋の中もほとんど荒れているようすはなかった。
帰りにホームセンターとヤマダ電機に寄って、懐中電灯や電池を買おうとしたが、完売状態。
ヤマダ電気の店舗内の柱のまわりのガラスにひびが入ってたりして、それなりに揺れたことがうかがわれた。
帰宅後、電話で両親と連絡が取れ、下妻は電気が回復したとのこと。少しほっとする。

3月14日
流山の方が正常に生活できることがわかったので、ツトムはアパートに帰宅する。
3日も風呂に入っていないのでさすがにつらくなり、少量のお湯で体を洗う。
電力消費を最小限にするために一階の居間のこたつでTVのニュースを見て過ごす。

3月15日
計画停電の具体的なグループがニュースが流れはじめる。
つくばは三つのグループに含まれているのだが。
冗談じゃねえぞ。
いつ停電してもいいように、夕方は早めに寝ることにする。
イブニングの寺田さんから安否確認の電話が来る。
講談社は高層ビルなので、編集部が大変な状態になっているのではないかと心配していたが、意外にたいした被害はないとのこと。
イブニングは予定どおり発行できるように進めているとのこと。

3月16日
水道は試験給水とかでちょろちょろと水が出るようになる。
昨日は結局計画停電はなかったようだが、装備が心許ないので、原発の放射能が心配なものの車で買い出しに出ることにする。
近くの出光のガソリンスタンド前から給油待ちの車の列が2kmぐらいのびていてびびった。
それ以外は車の量が少ない。いつもの3分の1ぐらい。
ホームセンターはやってなかったが、ケーズデンキは入り口だけでワゴンセールみたいなことをやっていた。ここで懐中電灯とラジオをゲット。
その後スーパーで食料を買う。牛乳・納豆・パン類は完売状態、カップ麺はお一人様3個までだったが、レトルトカレー、パック入りおでん、ソーセージは普通に買えた。
帰りにラーメン屋でラーメンを食べた。食べてる最中にも余震がきたが、店内の家族連れの小さい子供達は地震にも気付かず声を上げてじゃれ合っている。
いつもは正直「ガキうぜぇ」と思うことも多々あるが、このときは子供達の生命パワーに癒された。

計画停電の方は、茨城は被災地だということで免除されたらしい。
しかし東電のやることは信用ならないので、いつ停電してもいいように暗くなる前に寝る。

3月17日
水道局のサイトには相変わらず「試験給水なので節水してください」とあるが、水道の水圧は正常になりふつうに水が出るように見える。
水がきてない地域の人には悪いと思いつつ、風呂をふつうに沸かして入浴する。
生き返った。

3月18日
ホームセンターに行き、バールとかヘルメットとかいろいろ買った。
耐震マットは今回の地震で有効性を痛感したのだが、同じタイプの製品の数がなくて、しようがないからタイプばらばらだがあるだけ買ってきた。値段が高いのも痛い。

帰り道、いつも農林関係の研究所の桜並木を通る。今はまだ桜が咲く気配はない。
「いつもなら、桜前線がニュースに上る時期だな…」と考えると、急に悲しくなってきた。
桜はいつもどおり、咲くべき時に咲くだろう。
地震も桜も自然の営みであり、人間の感傷など無関係にやってきては去る。

家に着いてから、家のまわりを見て回った。
外壁のパネルの継ぎ目が割れてすきまができているところを数カ所発見してしまった。
これほっといたら雨水が染みこんで腐っちゃうよな…。
外壁を全部リフォームするとなるといったいいくらかかるんだ…。orz

3月19日
なにか建設的なことをしようとあれこれ考える。
中断中のGLO104話の原稿の他にも、コミックスの巻末ページ、新装版GLOの描き下ろすかもしれないカバーのラフなど、やれることはいろいろある。
しかしいざ動き出そうとすると余震がグラグラきて、意気がくじかれる。
結局、夜遅くゆきと帳に書きこむのがやっとでした。