2010年5月24日月曜日

5月の書きこみ(4)-アップルの暗黒面とレス2

> Ivanさん
> え、アップルってそういう会社なんですか(汗)。
> 今までマイクロソフトがそういう企業なのだと思ってましたが。
> MSの殿様商売ぶりは改善されたのでしょうか?
> それともアップルがMS以上にひどすぎるのでしょうか?

マイクロソフトはビスタの失敗以降は謙虚になったイメージがありますね〜。
(あくまでイメージです。実際はどうか知りません)
アップルが自分のテリトリーでは横暴なのは昔からで、「Macは好きだがアップルは嫌いだ」というMacユーザーや開発者は昔からいます。
シェアが小さかったので目立たなかっただけです。
それでもMacプラットフォームはソフトの開発や販売に関しては(開発言語が違ったりシェアが小さかったり仕様がどんどん変わったりはするものの)PC同様にオープンでした。
しかしiPhoneにおいて一人勝ちして以来、特に今年になってから極度に排他独占的姿勢を立て続けに打ち出してきています。

参考記事

こんなに周り中に敵を作っておいて、ジョブズがブイブイ言わせているうちはいいかもしれないが、ジョブズがくたばったらアップルはどうするつもりなんだ?
誰も助けてくれないよ?

ちなみに僕は今年でMac歴17年のMacユーザーですが、ジョブズは嫌いです。
もう一度言うぜ…ファッキンジョブズ!!


以下>たけはるさんの質問へのレス
> わたしがいっている『顔の線』というのはガリィやザジ、ジャシュガンなどの
> 顔にある金属みたいなやつのことです。

ああ、頬のメタルのことですね。
トライバル・タトゥーのようなもので、戦士の印です。
多少装甲としての防御力向上もありますが、副次的なものです。


>5巻当たりに馬借町とありましたが、どんなところなんですか。

馬借町はクズ鉄町から見て東方にある町です。
元々存在した交易村をバージャックが占領し、強奪したファクトリー機関車から抜き出した原子炉を据えて自前の発電所とし、工場を建設し人を集め、数年で大きな町を作り上げました。
列車砲ヘングが作られたのがこの町です。
バージャックが解散してからも、大陸でクズ鉄町に次ぐ規模の都市として繁栄しています。

旧銃夢ではストーリーの先を急ぐあまり出せなかったので、銃夢外伝シリーズを作るときに出す案がありましたが(ゼクスのモデルになったGRが闘技場で戦う話の舞台が馬借町にする予定だった)没になってしまいました。


>外伝の年表で、ムバティよりピングの方が年上でしたが、ピングの方が年下に見えます。

メトセライズ技術を最初に盗んで公開したのがピングだからです。
金星の研究所の外部の人間で、ピングが最初にメトセライズを試しました。
メトセライズナノマシンをインストールすると、その時点の年齢で肉体的加齢は停止します。
特別な若返り処置などをしないかぎり、メトセライズ処置をした外見年齢がその後も続くということです。
ピングがメトセライズ技術をネット上で公開した時点では、それは違法なものなので、順法精神にあふれた行政官であるムバディが施術することはありませんでした。
ムバディがメトセライズ処置をしたのはピングの公開から20数年後、LADDER条約によってテラフォーミング戦争の停戦と引き替えにメトセライズナノマシンの知的財産権を金星が放棄してからしばらくしてのことです。


>ゼクスが女に見えるときがとてもよくあります。
>何で右目は直されてないんですか。

なんででしょうね。額の数字を残しているのも謎です。
あるいは歴史の浅いゼクス君には大切なアイデンティティーのひとつなのかも知れません。


>何で肩の人形をまだ持っているんですか。

まだ秘密です。


>エルフ、ツヴェルフも機甲術ある程度使えるんですか?

GRシリーズは全員ガリイの機甲術をサンプリングしたTUNED機甲術がインストールされています。
TUNED機甲術はガリイの機甲術のコピーにしかすぎませんが、旧銃夢までのガリイの技を高精度に再現していることはGR-2が証明しました。
(つまり、エルフ&ツヴェルフもやろうと思えばGR-2と同程度にガチで戦えます。)
その後GRシリーズが本格稼働しはじめると、それぞれ違った経験を積んで学習していきます。
地上監察局が壊滅した後、取り残されたGRシリーズはそれぞれ異なる生き残り戦略をとりました。
学習しなかった者は、より学習し工夫をこらした者に破れ、破壊されていきました。
エルフ&ツヴェルフはペアを組み、ふだんは色仕掛けで人間社会の中に溶け込んで戦いを避けるという生き残り戦略をとりました。
TUNED装備の単分子ワイヤーを使った「ワイヤーワーク」は防御に適した戦法で、決して危険な間合いに入らずに逃げ回り、敵が隙を見せればがんじがらめにして輪切りにします。
敵を倒すのが目的ではなく、自分たちが生き残ることが最優先というのが彼女たちの考え方です。


>11巻の101ページのブーツ裏の英語はどういう意味ですか?

イギリスのヘビーメタルバンド、アイアンメイデンの「撃墜王の孤独/Aces High」からの引用です。
Powerslave」というアルバムに収録されています。

2010年5月21日金曜日

5月の書きこみ(3)-BBSへのレス


昨日の夜までかかって来月のウルジャンの表紙を完成させました。
画像はその一部。

今日はマンガの制作現場を動画で配信するULTRA DRAWINGの撮影の打ち合わせをしました。
通常の制作手順とはやり方を変えて、撮影するページだけを下書きからペン入れまで1日でやることになりそうなので、次回はスケジュールに余裕を持たせる必要がありそうです。


>銃夢BBS
>Ivanさん
>私は今年iPhone買うつもりです。

6月に新型iPhoneが発表されるらしいので、それまで待った方がいいですね。
僕も初代iPhoneの契約が切れるので、買い換えようかと思っています。

>kawamura君
>個人的にはクローズドなアップルには早く滅んでほしいんだ……。

僕は長年のMacユーザーなので、滅んでほしいとまで言う気はないが、開発サイドの人間ならそう言いたくなる気持ちも分かるな…。
今年初めのジョブズのFlash締め出し宣言を聞いたときは、「久しぶりに言わせてもらうぜ…ファッキンジョブズ!!」と吠えたもんな。
最近のアップルの殿様商売ぶりには、往年のマイクロソフトを彷彿とさせるものがある。
この上もし、iPadで販売する電子書籍の内容にまで踏み込んで検閲じみたことをするなら、100%俺の敵になること決定なので、そうなる前に公正取引委員会なり米国司法省なりEUなりがアップルを少しとっちめてほしい。


以下、>たけはるさんの質問に対するレス
> チューンドは、キャラクタ-ごとに装備が違うのですか?

TUNEDのボディはガリイも含めてほとんど交換性のある部品でできていますが、武装などの装備はそれぞれ異なります。
その理由はそれぞれ異なる任務に就いていたからです。
共通の武装はTUNEDガン(ハンドガンタイプの銃)ぐらいです。


> ティタンブレードの作者は誰ですか?

不明です。
現時点で分かっていることは
・TUNED装備(ザレムの技術で作られた兵器)ではない。地上のどこかで作られた
・ゼクスがGR狩りを始めてから、ゼクスのオーダーによって作られた
ということだけです。


> pボックス(脳の入った箱)はどこにいったんですか?

100号が持っています。
銃夢LO14巻の表紙イラストをよく見ると、後部のコンテナみたいになっているところに挟まっています。


> 作業ロボ達は、どうやってプラットホームにやってきたんですか?

いい質問ですね…。実は作業ロボたちはものすごい冒険と苦労と犠牲をはらってやって来たんです。
難所を越えるたびに仲間が一台、また一台と犠牲になって…という感動のエピソードを入れたかったんですが、ストーリーの流れが悪くなるのでカットしました。
闘技場のプラットフォームへの往来手段はまったく描写がありませんが、半自動で動く小型のシャトルのような浮遊するエレベーターの箱のようなものがあって、それで行き来することができます。


> ガリィ達の顔の線(?)はなんですか?

顔の線、とは?
残念ながら質問の意味が分からないので答えられないです。
もう少し具体的に説明してくれれば回答できます。


> ゼクスの装甲は何でできてるんですか?

ゼクスのプロテクターのことでしょうか?
ゼクスのスーツのプロテクターは一種のプラスチックでできています。
現代の我々が知っているものより優れた性能を持ち、耐熱性・耐衝撃性・耐摩耗性が高い高分子物質です。
ライフル弾ぐらいは止める性能を持っていますが、比重も高く、ゼクスのスーツのプロテクターは一式100kg近い重量があります。
壊れても、専用の機械で簡単に再成形できます。


> 1~3巻の顔の線はどうやって消してたんですか?

顔の線を消す、とは?
上の質問と同じで具体的に説明してくれないと答えられません。


> チューンド達はどこで作られてたんですか。

いい質問ですね。
TUNEDのボディおよび装備はザレムの技術ですが、製造されたのは地上のファクトリーのどこかです。
ザレムの設計者と技術者が、ファクトリーの奥深くにある遠隔自動工場を使って製造しました。
材料レベルから地上にはない技術で作られているので、かなり大がかりなものだったと思われます。
しかし、この工場の所在が地上の人間に知れればザレム存続の危機にかかわるので、その所在地を含む秘密情報はザレムの一部の人間(ビゴット局長、Dr.ラッセルなど)しか知らず、秘密を知っていた人達もザレムの争乱で死に絶えてしまったため、人知れず閉鎖されたまま現在に至っているようです。


> 999匹(残りのキムジィ)はどうなったんですか?

999匹のうちの2匹はエルフ&ツヴェルフに捕らえられて改造され、キムピーとキムポーになりました。
残りは設定されていた寿命が来て壊れてしまったと思われます。

2010年5月18日火曜日

5月の書きこみ(2)-HDクラッシュ。

前回書きこみした翌日17日、いきなりMacBookProの調子がおかしくなり、再起動やらメンテナンスソフトをかけたりしてたら、起動に失敗するようになってしまった。
(TдT)
結局OSを再インストール。orz
タイムマシン(MacOSXのバックアップシステム)を外部ハードディスクにとってあったのでほとんどのデータは復帰できたのだけど、iTunesのミュージックデータはバックアップしてなかったのでiPodから書き戻すはめに。
プレイリストとレーティングのデータは消えてしまったのでこれから手動でレートつけ直しだぁ〜。
(;´゚ω゚`)
ハードディスクの物理的な故障が心配だったんだけど、メンテソフトで検査したかぎりでは故障の兆候はないみたい。(だから正確にはタイトルの「HDクラッシュ」はまちがい。)

ぐおお…、今週中にUJカバーイラストを仕上げねばならないってのに、なんたるタイムロス。
というわけで、レスその他は次回。

2010年5月16日日曜日

5月の書きこみ(1)-iPad予約しました。

いろいろと書くネタはあるのですが、煩雑になるので数回に分けて書きこみます。

iPad予約しました!!(^_^)
10日の深夜にアップルストアにアクセスしようとしたらビジーでつながらなくて、翌朝再度やってみたらちゃんとつながったので注文。
どうせ1年後にはもっといい新型が出るのはわかりきっているし、当分は日本語のコンテンツも貧弱なので、お試しのつもりで一番安いモデルを注文しました。

電子出版には一読者として、すごい期待を抱いています。
記事では電子出版のメインコンテンツとしてテキスト主体の小説などがよく取りあげられますが、僕は小説はほとんど読まないのでそっちはど〜でもいいです。
僕が個人的に今すぐにでも電子化してほしいのは雑誌。
毎月購読しているMacPeople、月刊秘伝、ムー、それから面白い記事があると買う月刊空手、月刊GUN、COMBATマガジン、ナイフマガジン、日経サイエンス、Newton、映画秘宝、等々。
これらはどんどんたまって場所も食うし、たまに資料を参照しようとしても行方不明。ということがしばしばあり、電子書籍化によるメリットは計り知れないです。

「秘伝」や「空手」などの武術専門誌では、今まで技をモノクロの分解写真で載せてたところを、カラーの動画で見せることができるわけだし(理論的には。コストなどはこのさい考慮外)、DVDなどもワンクリックで買うことができるかもしれないわけですよ(DVDの中身の動画をダウンロード販売する方がスマートか)。

ただIT関係の会社が出しているMacPeopleはともかく、ベースボールマガジン社や国際出版などの中小出版社がいきなりそんなハイテクメディアで出すノウハウがあるわけもなく、敷居がものすごく高いと思うんです。

そこでそういうソリューション、既存の出版物を電子出版に最適化するサービスの需要があると思うんです。
ああ。僕がマンガ家でなかったら、すぐにでもベンチャー起業してやっているところです。
でも僕はマンガを描かなければならないので、できないのです。
誰か代わりにやっておくれ!!
(僕が知らないだけで、もうそういうサービスはあるのかもしれないけど)

今日本の出版業界は、キンデルやiPadの襲来でビビリあがって、既存のパイを減らさないようにすることばかりに興味が向いてるような感じがしますが、むしろ逆です。
さらにパイが増えるチャンスです!!
物質としての紙は有限ですが、情報は無限です!!
出版社や編集者の役割がなくなるんじゃないかなどと不安がささやかれてますが、むしろその逆。
文章・画像・動画・広告・アプリケーション・ネットなどを縦横無尽に編集しプロデュースする人材が求められているのです。

…あ、ここまで書いてきて、マンガの電子出版について何も書いてないことに気がついた。
ん〜、読み手としての僕自身はあんまりマンガの電子出版にはあまり興味がわかないというか、別にあってもいいけど。という感じですね〜。
マンガが電子書籍になったからといってなにか新たな可能性が開けるかというと、特に期待するようなことはないですね。
せいぜい置き場所に困らなくなるぐらい?
モノクロのマンガに色がつくわけじゃなし、動くわけじゃなし(技術的にはどちらも可能ですが、ものすごくコストがかかるので、そんなオプションがつくのはごく一部のヒット作だけでしょう)。
「ベルゼルク」や「バガボンド」みたいな作品は物理的な本として手元に置いておきたいですし。
紙の本も電子書籍もどちらも選べるようになっているのがベターですね。

問題は、エロ・グロを含む日本のマンガがアップルのiPadで自由に販売できるのかということ。
レーティングやリージョンコントロール(販売地域制限)を整備した上で、自由に販売できるようにしてもらいたい。