2009年11月25日水曜日

Re:泣いたゲーム

>銃夢BBS
>Re:泣いたゲーム
> kawamura君
> あとスペースチャンネル5で不覚にも大泣きしました。
> ラスボス戦「わたしが踊りでまけるもんかー(棒読み)」のあたりで。

意味はまったくわからんが、君のゲーム愛はよく伝わった!!

俺はRPGでは泣いたことはないな〜。やった数自体が少ないけど。
感心したり、感動したりしたことはあっても、泣いたケースはない。

2009年11月24日火曜日

全面降伏かもしれん。

>銃夢BBS
>Ivanさん
> フラウ・Xはガリィよりセクシーに思えます。
> ぶっちゃけセクサロイドのはずのオランプよりずっと色っぽいんですけど。

なん…だと?
喜んでいいのか悔しがるべきなのか複雑な気分です。orz


先月ゲーム「シュタインズ・ゲート」を全エンドクリアしてゆきと帳にも書きましたが、仕事が終わった後どうしてももう一度エンディングが見たくなり、結局スキップ無しでつごう3周してすべての実績を解除してしまいました。
ノベルタイプのゲームをやり直すというのは僕としては異例。
しかも同じところで何度も泣いてしまうし。(TдT)
ノベルゲームというものを完全になめていました。
この体験は小説・マンガ・アニメ・映画では表現できない。
インタラクティヴなゲームの構造がアトラクタフィールドという世界構造のひな形になっているし。
新たなストーリーの表現形態として認めるしかない。
絵は動かないけど、心が動くんだよ!!

少し前の記事ですがこんなのがありました。↓


僕はここにあげられたゲームはひとつもやったことがありませんが、自分の過去のゲーム歴の中で泣いたゲームは…

スプラッターハウスpart3(メガドライブ)
ナムコのけっこう有名なアクションゲームの続編。part3はメガドラオリジナル作品だったらしくてあまりやった人はいないっぽい。
愛する妻と幼い息子を魔物にさらわれた主人公は、魔力の宿ったマスクをかぶり(外見は13金のジェイソンそっくり)、魔物の巣くう館に単身殴りこむ。
途中のステージの時間制限で妻と息子が助けられるかどうか分岐するのですが、助けられない場合でもゲームオーバーにはならず先のステージへ進める。
最初はそんな事は知らないので、必死になってラスボスを倒しても妻子を助けられないエンディングでした。
エンドテロップの音楽がものすごく良くて、泣きました。(TдT)
これが僕がはじめて泣いたゲーム。

檄ムズのガンシューゲーム1作目。
これも死ぬ思いでラスボスを倒した後、エンディングで無人になった空虚な研究所内を戻っていくんだけど、そこにかかる音楽が切ない名曲で、思わず泣いた。(TдT)

太陽のしっぽ(プレイステーション)
ストーリーのない原始人ライフシミュレーション(?)ゲーム。内容などはこちらなどが詳しい
10年以上前のゲームなのに、まだ新品で買えるようです。さすがPS。
最初は原始人は超弱くてイノシシすら捕れないんだけど、代を重ねて何代目かで、「伝説の狩人」が誕生した。
行くところ無敵。イノシシだろうがマンモスだろうが一撃で肉にして食べる。
野を駆け山を駆け、夕暮れの美しい日にバッタァァァと睡眠。そのまま寿命が来て昇天。
まさに大往生。
僕の脳裏にそれまでのこいつの人生が走馬燈のように思い出され、ぶわっと涙が。


こんなところかな…。

2009年11月22日日曜日

海外からのプレゼント

左の写真は海外からのファンレターに混じって送られてきたDVD。
一見ダーウィンの事績をたどるドキュメンタリーみたいですが、制作者と送り主が「CREATION MINISTRIES」となっているので不審に思い、サイトに行って見てみると、どうやら創造論者の団体らしい。


創造論というのはキリスト教原理主義の一種で、聖書の創世記に書かれているとおりに7日間で神様が世界を作り上げたと主張する立場。
創造論者からするとダーウィンの進化論などはあってはならないことであり、宇宙はまだ出来てから五千年ほどしか経ってなく、恐竜の化石もノアの大洪水の時に絶滅した動物の骨ということになっている。
日本でこんな主張をしたら「ラノベの読み過ぎか!!」と一蹴されるところだが、海外では大まじめにこの主張を通そうとしている人達がいる。
アメリカのカンザス州の学校で生徒に進化論とともに創造論を教える判決が出たのは有名。

で、そんな創造論者の団体が何でまた宿敵ダーウィンのDVDを作るのか、とも思いますが、たぶん一般人に向けて表向きダーウィンの功績を称えながら実は彼は間違っているんだよ〜と布教する内容なのではないかと。(見てないので想像。英語のDVDだし。)
で、そんなものをなんでまた日本のマンガ家である僕に送ってよこしたのかは謎。
GLO13巻の金星人の解説でEVOLUTIONとか描いたのが気に入らなかったのか?


>銃夢BBS
>われわれファンの応援が足りなかった?

元気づけのコメントくれた皆さん、ありがとうございます。
川村君の指摘通り、出版不況と言われているのは今に始まったことではなく、マンガ業界もいろいろと景気の悪い話を耳にします。
大御所といわれている有名作家の単行本部数がほんの少ししかないケースとか、連載作品を単行本で出してもらえない新人作家のケースとか…。
それらに比べると僕の現状は恵まれている方です。

来年2010年は旧銃夢連載20周年、銃夢LO連載10周年のアニバーサリーイヤーで、ウルジャンでのLO連載回数も来年夏頃に100回を迎えるので、ウルジャン編集部で銃夢キャンペーンをやろう、という話が上がってきています。
具体的には、旧銃夢をLOと同じ判型の新装版で出すという案があります。
僕の仕事は増える一方なのですが、(@_@;)
頑張ってやるつもりです。

>アバター

少し前の記事ですが、「アバター」のプロデューサーのインタビュー。


インタビュー(2)の方に「銃夢」映画の方の話題が少し出ています。
新しい情報はありませんが、少なくとも忘れてしまったわけではないようです。


2009年11月18日水曜日

銃夢LO14巻発売です。

左のイラストはウルジャンプレスという書店への販促のためのFAXチラシみたいなもののために描いたもの。
(クリックすると拡大します。)





>銃夢BBS
>コナ武道さん
>日記で落ち込んでいるとありましたが、心配です。
> というかあれだけキャラクターに試練を与える方が落ち込むのだなあと
> 思いました。

僕だって普通の人間だから落ち込みますよ。
落ち込みの原因は銃夢ファンのみんなにも無関係ではないのでばらしちゃいますと…。
銃夢LO14巻の発行部数が一万部減らされてしまいました。(´・ω・`)
そのため各書店への配本が減って、LOのコミックスがさらに発見しにくくなることが予想されます。

>不思議BBS
>ipsisimas_gaさん
> 最近頻繁に怖い夢を見ます。
> 世界が終わってしまうという夢です。

オカルト歴40年の僕の考えでは、大丈夫です。
そう簡単に世界の終わりは来ません。
僕がここまで断言するのは、予言者だからではなく、単に経験則的な確率から言っています。
たとえば…ipsisimas_gaさんがこれから最寄りの宝くじ売り場に行って、適当に一枚宝くじを買う。
その宝くじが一等賞を当てる確率より、世界が破滅する確率ははるかに低いと言うことです。
確率は低いとはいえゼロではないので、「世界が破滅する可能性はあり」ますが、それよりも普通に生活していて事故死する可能性の方がはるかに高いぐらいなので、考慮する必要はないでしょう。

銃夢LOの世界では2011年に東京に大隕石が落ちますが、あれは2000年までに火星有人飛行が成功した別の世界線での出来事なので、心配には及びません。

NASAも大変だなぁ…
マヤの人も自分たちが作ったカレンダーが後世でこんなに大問題になるなんて思ってもみなかっただろうな。
主にキリスト教圏の人々は聖書に書かれた「黙示録」がいつ来るかと常におびえ、または待望してきた歴史があります。
べつにキリスト教徒でもない日本人が西洋人のデンパ妄想につきあう義理はこれっぽっちもないのです。

2009年10月29日木曜日

レス:「シュタインズ・ゲート」

> Ivanさん
>ゲーマータグが移行できなかったのはご愁傷様です…

実はXbox360を買って以来、「アカウント」とか「ゲーマータグ」の意味をよく理解しないまま使っていました。
あの後360用メモリーカードを買って、ゲーマータグはメモカにコピーできたので、メモカを挿すことでエリートでも前に買ったゲームが遊べるみたいです。

>kawamura君
>シュタインズゲートはゲーム制作者の間でもちょっと注目されています。
>ニトロプラスは前作カオスヘッドで話題になりましたね。
>シュタインズゲートは普通のアドベンチャーの分岐選びとは違う臨場感あるシステムで、新しい。

へぇ、そうなんだ…。
「シュタインズ・ゲート」は先月の旅行先で久しぶりに買ったファミ通Xboxに紹介記事が載っていたのでタイトルだけは知っていた。
だけど完全にノーマークだった。
たまたま俺がアクションゲームやる気力もないほど気分がダウンしている時にたまたま体験版をやったので、廃人状態の時にダラダラ時間をつぶすにはちょうどいいかな〜と思って買った。
ゾンビを虐殺したいほど元気な時だったらおそらく俺のレーダーには引っかからなかっただろうな…。
それも含めてすべて運命石の扉の選択だったのか。エル・プサイ・コングルゥ。

カオスヘッドのことはまったく知らなかった。
「シュタインズ・ゲート」はカオスヘッドの1年後の話らしくて(世界が同じだけで続編というわけではないらしい)、劇中にカオスヘッドのネタがたくさん出てくる、らしい。全部後になって知った。

分岐システムは確かに斬新。
他のキャラとの会話中に携帯電話や携帯メールの着信があるんだけど、それに出るか出ないか、メールの文面のどのキーワードに返信するかで選択肢が分岐。
単純に相手のご機嫌取りをするようなキーワードはないので、どんな結果になるか予測できない。
このシステムも本作のテーマのひとつである「バタフライ効果」をうまく表現している。

もう今のアキバには縁がなくなってしまった俺だけど、このゲームをやった後はむしょうにドクター・ペッパーが飲みたくなった。
アドベンチャーダメと明言している川村君には勧めないけど、Xbox360持ってる人はだまされたと思って体験版をやってみてくださいな。

>kawamura君
>ベヨネッタはPS3版を買いました。
> なぜなら俺はGKだから。
> KURO60インチ、アンプはPIONEER VSX-LX52、スピーカーはKEFiQ90、サウンド
> チェアはフィールビートという環境を最近ようやく構築できたので、楽しみます。

★個人的レス★
オマエGKかよ。(゜Д゜;)
前にSCEに勤めていたお前が言うとしゃれにならんのだが…。
冗談だと言ってくれ。

軽く100万円を超えるAVシステム…。すげえな。
飯ちゃんと食ってんのか心配してたが、これほどの環境がそろえられるなら心配無用だな。
俺は来年出ると言われてるパナソニックの立体視プラズマテレビを虎視眈々と狙ってる。
サイズと値段次第だけど…。

2009年10月27日火曜日

廃人状態。

つーちゃんリア充だなぁ…。
僕は色紙書いてからずっと廃人同然だということは前回書きましたが、
先週金曜日の打ち合わせでさらにショックな事実を突きつけられて、輪をかけて廃人状態になってました。

先週木曜日までに新しいXboxエリート(120HDD搭載)を購入。
古いXboxからのゲーマータグの移行でトラブって、3時間ぐらいをムダにしました。
orz
ゲーマータグの移行は諦めて、新しいアカウントとゲーマータグを作成。
すでにクリアしたゲームを一からやり直すのはいやなので、とりあえず予約してある「ベヨネッタ」とかが来るまで、ゲームの体験版をダウンロードして遊ぶことにしました。

で、翌日の打ち合わせでさらに廃人状態に。orz

翌日はなにもやる気起きない状態でしたが、ゲームの体験版で興味を引いてアマゾンでいくつか注文したうち、「シュタインズ・ゲート」というゲームが早くも届いたのでこれをやることにしました。

※ネタバレなし※
Xbox Liveで無料ダウンロードできる体験版が長くて、さわりとオープニングムービーで終わりだろと思ったら一章まるまる入っていました。(約3時間ぐらい。)
この体験版が気に入ったので買いました。

2Dの絵にテキストが表示されて読んでいくタイプのアドベンチャーゲームで、ジャンルとしては一応ギャルゲーになるのかな!?
でもストーリー上はギャルのハートをゲットするのが目的の恋愛ゲームではなく、タイムマシンがテーマのSFです。

秋葉原の大学に通う科学オタクの主人公が、友人と作った電話レンジというへんてこマシンに、携帯メールを「過去に送る」機能があることを偶然発見。
悪のりして科学的好奇心から実験を繰り返す主人公。過去に送るメール「Dメール」によって少しずつ因果が書きかえられていく。
最初それは無害なものに見えたが、電話レンジのグレードアップ版、人間の記憶だけを過去の自分に送る「タイムリープマシン」の完成の日、最悪の事態が訪れる。
主人公は最悪の事態を回避するため、タイムリープマシンによって何度も過去に戻り、「Dメール」によって改変された因果を元に戻すために孤軍奮闘する。…
以上が大まかなストーリーの流れ。

結論から言うと、すげえ泣かされました。(´゚ω゚`)
僕はこの手のジャンルのゲームはあまりやったことがないので比較できませんが、完成度は高いんじゃないかな…。
シナリオもすごい構成が凝っていて、6つあるエンディングもそれぞれが納得がいく。
「未来人ジョン・タイター」とかのオカルトネタとか、さまざまな物理学理論とか、アキバ系のオタクネタとか、2ちゃん用語とか、いろいろと怪しげな用語が出てきますが、ボタンひとつで呼び出せる用語辞典で解説が読めるので便利です。
声優さんの芸もすごいですね。僕は声優のことは詳しくないですが。

タイムマシンものって泣ける話が書きやすいジャンルなんだけど、この「シュタインズ・ゲート」で面白いのはタイムマシンの機能の制限。
Dメールはデータ上の制限で全角32文字しか送れず、メール付きの携帯電話が存在する時代までしか送れない。さらにそのメールを受け取った人間がどう行動するか予測がつかない部分がある。
タイムリープは一度に2日前にしか戻れない。など。
さらにアトラクタフィールド理論という時空モデルにより、タイムリープして少し物事を変えても、大きな結果は「因果の収束」によって同じ結果になってしまう。
一見万能とも思えるタイムマシンにこうしたさまざまな制限が付け加えられ、それがうまくシナリオと連動することにより、主人公の選択肢に制限が生まれ、それが葛藤を生むドラマを可能にしています。

Xbox360持っている人は一度体験版をやってみてはいかがでしょうか。

2009年10月20日火曜日

10月の近況。

皆さんお久しぶりです。

ウルジャンのホームページでもちゃんと告知してないのがもどかしいんですが、ウルジャン10周年記念画集
「Ultra Graphics 1999-2009」が発売されています。
僕の絵も4点ほど収録されています。超絶にうまい絵描きの人達の絵が一堂に会していますので、絵が好きな人は買いですよ〜。

今回はマンガの原稿を上げた後に、ウルジャンのプレゼント用のミニ色紙を描くことになりまして、これが死ぬほど消耗しました〜。
どーせ描くなら色をつけようと思ったのですが、困ったことにアナログの画材は全部捨ててしまったので、仕事中にネット通販で画材を物色。
退色のしにくさなどを考えてステッドラーの水彩色鉛筆と、耐水性インクのレタリングゾルを購入。
テストで予備の色紙に描いてみたところ、色鉛筆を水で溶いての着色が思うようにいかない…。
だいたい僕は昔から水彩画は苦手なのだ。
特にガリィは髪が黒いので、これをどう描くかが最大の問題となる。
マンガのようにスミベタで塗ってしまうと、ほかの色とのバランスが悪くなってしまう。
その上、色紙は原稿と違い修正のきかない一発勝負なので、そのプレッシャーはすさまじい。
テストを何回かした結果、結局水彩風に水で溶くよりも、そのまま色鉛筆として着色した方がトーンやグラデーションのコントロールが簡単だとわかり、そうすることにしました。
脳内物質をスパークさせて集中力を極限まで高め、本番を敢行。
なんとか仕上げ、編集部に郵送しました。
その後数日間廃人同然の無気力状態に…。よほど色紙を描くことがストレスだったのか…。
こういうのも慣れの問題だと思いますが…。