2009年6月26日金曜日

ジャクソン先生星に還る。

マイケル・ジャクソン先生が亡くなられたそうですね…。


80年代のマイケルは本当にかっこよかった。
「スリラー」のビデオ・クリップは構成の教科書として、当時の僕に大きな影響を与えました。
ご冥福をお祈りします。

2009年6月24日水曜日

ブルーレイ視聴環境コンプリート。

去年の春にパナソニックのブルーレイ(以下BDと表記)HDDレコーダーを買ったものの、出力装置であるプロジェクターがローレゾ解像度のままのため、BDの真の実力を味わうことができないでいました。
去年の暮れに一度最新のプロジェクターとAVアンプを買おうとしましたが、メール事故のせいかショップとうまく連絡が取れず、買いそびれていました。
今年になってからはずっと仕事で忙しくて、プロジェクターとAVアンプの買い換えは先延ばしに。
つーちゃんが200万もするハーレーを買ってしまったのでそれに触発され、やっと購入を決断。
価格ドットコムで調べ、最安値でかつユーザー評価の高い店を選び、代引きで注文。

プロジェクターは反射型液晶パネルで評価の高いビクターのDLA-HD350-B。
AVアンプはアップコンバーターの性能と入出力端子の数などを考慮して、デノンのAVC-3808A。
それに加えHDMIケーブル10mをアマゾンで買いました。
しめて51万円ぐらい。つーちゃんのハーレーに比べたらささやかですが。

22日には機械が届いたのですが、デッキとAVアンプをつなぐのも短いHDMIケーブルが必要なことに気付き、つくばの石丸電気に行きました。
パナのBD/HDDレコーダーはBDソフトを視聴中に録画予約が始まると、BDの再生が強制終了してしまい、非常にいらつくので、店先でパイオニアのBD再生専用機をHDMIケーブールとともに購入。

パナのBD/HDDレコーダーとパイオニアのBDプレーヤー、Xbox360をAVアンプにつなぎ、とりあえず視聴できる状態に。
BDで「スカイ・クロラ」「ステルス」「マトリックス・リローデッド」を観ました。
マトリックス以外は未見だったので、画質・音質を味わうよりストーリーを追うことに意識が行ってしまったせいか、あまりBD環境の威力を感じませんでしたが、何度も観ているマトリックスは絵がぜんぜん違っていました。
ほんとに毛穴まで見えます。音質もすばらしい。
へたすると映画館で観た時よりきれいかも…?
このあと「ターミネーター2」を観てみます。はたして渋谷の大スクリーンで観た時の体験にどこまで迫れるか。
「ロード・オブ・ザ・リング」のBD版が楽しみです。


>銃夢BBS
>Ivanさん
> ガリィがS・ノヴァに負けてから、ツングースカ食って復活するまでの、
> ガリィのインナースペースでの葛藤はいずれ当然描かれるんですよねー?

Ivanさんはコミックス派ですか。
狂博士さんのレスの通り、今月号である程度の答えが描かれています。
これがコミックス14巻として発売されるのは年末ぐらいになるので、気を長くして待ってください。
14巻の大部分を占めるザジのエピソードは、だいぶ前、銃夢LO 3巻のLADDER議会での伏線に沿ったエピソードです。
このように、銃夢LOはものすごくゆっくりと事が進むので、長い目で見てやってください。

2009年6月21日日曜日

G5帰還。

これだけ全国各地にオタマジャクシが降っているというのに、なぜ田んぼだらけの茨城には降らんのだ。
降ってるけど、田んぼに落ちてしまって誰も気がつかないだけなのか。
ここで田んぼのない東京のど真ん中にたくさんオタマが降れば、ストレンジネス度が上がってフォーティアンとしてはウマーなのだけれど。


つーちゃんついにハーレー来ましたか。
うらやまち〜。
今回のつーちゃんの大型免許教習→免許習得→ハーレー購入の行動の素早さには脱帽っすよ。
安全運転してくれよ〜。

>銃夢BBS
>645号さん
>先日分、ゆきと帳にありましたキャラの顔の件ですが
>私は全く気付きませんでした。

気がつかなければそれで良しです。
(ちなみに一番苦労したのは2カ所ある落書きみたいなコマ。10回以上直しました。)
ラフ〜下書きの段階ではもうめちゃめちゃだったんですが、ペン入れして、さらにそれを印刷してしまえば、もうほとんどボロが出ない。それがプロの技。ということで。
今ウルジャンでマンガ家の作業を動画で記録するプロジェクトが進んでいるのですが、これによって舞台裏のごまかしがすべて白日の下にさらされてしまうのかと思うと、戦々恐々です。


先月死亡して修理に出していた、PowerMac G5がやっと戻ってきました。
6月の頭に一度カトー電気から電話があって、マザーボード交換で工場から戻ってきたG5をチェックしてみたところ、メモリーを認識しないという症状があったため、再修理で工場に戻したとのこと。
カトー電気の修理窓口を通すことで、余計に手数料や時間がかかります、と説明を受けていたのですが、手数料分の仕事はちゃんとしてくれたようです。
結局丸一ヶ月かかってG5が戻りました。

起動ディスクの中身を消去する許可を電話で取り付けられていたりしたので、ディスクの中が空っぽなのを覚悟していたのですが、HDDの中身やデスクトップ環境は以前のままでした。

ただPhotoShopをはじめとするAdobeのソフトがライセンス認証のダイアログが出てしまって、立ち上がりませんでした。
PhotoShopCS2はまだアクティベーションする仕様になっていないので、もしかするとハードウェアのIDを検出していて、マザーボードが変わったせいで別のマシンと認識しているのかもしれません。

今後はメインの作業はMacProで行い、G5はクラシック環境を使う時だけの補助的なものにしようと思っているので、支障はないと思いますが。

2009年6月19日金曜日

銃夢/銃夢LOの電子書籍化のこと

皆さんお久しぶりです。
今回の仕事は〆切が通常通りだったので、余裕を持って31p上げられました。
室内での会話のシーンがメインだったので、バストアップ構図が多くて、構図が単調になって苦労しました。

最近またキャラの顔のデッサンが狂ってきてる感じがする。
一度デッサンの整合性がとれるようになっても、たくさん描いているうちにまたアライメントがバラバラになってきます。
そのへんは、使い続けていると狂いが出てくる機械と同じ自然現象なんです。
機械の場合は調整用のネジを締めたりパーツを交換したりしてアライメントを直せますが、人間の場合は調節用のネジはないということが違う点…。
自分の認識のアライメントが狂っている場合は、どうにも直しようがないことが多い…。
少し時間をおいて見直すことで、デッサンの狂いを認識してなんとか修正するのがやっと。

それにしても、自分はほかの作家に比べても、デッサンの調子の波が不安定なような気がする。
デッサンのボロが出ないようなキャラのフォルムや構図を研究した方がいいのか…。


>銃夢BBS
銃夢/銃夢LOの電子書籍化についての皆さんの意見、興味深く見させていただきました。
多少は賛成意見もあるかなと思ったのですが、ここに集うコアなファンの皆さんは軒並み否定的ですね〜。

もう5年くらい前になりますが、トミタさんにマンガの電子書籍化(具体的にはマンガのネット・携帯電話での配信)について意見を聞かれました。
他の作家さんの作品をネットや携帯で配信するサービスの可能性を集英社がさまざまに模索・研究することには僕は賛成であり、積極的に行うべきだと提案しました。
一方で、僕自身の作品はネットや携帯での配信はまだしたくない、と言いました。
理由は、現時点でのネットや携帯でマンガを読む時のユーザーエクスペリエンス(読書体験)が僕の必要としている基準に達していないからです。
逆に言えば、今後のネットや携帯の環境の進化の度合いによっては、僕の作品の電子配信のGoサインを出すこともあるということです。

過去何度か電子配信のオファーがありましたが、上記の僕のポリシーを担当編集者が熟知しているので、すべて拒否しています。
また、銃夢は映画契約の敏感な問題を含んでいるので、集英社が僕に無断で配信してしまうようなこともないです。
唯一の例外は、僕の作品のフランス語版を出しているフランス・グレナ社で、オンラインでの試し読みを許可しています。

僕は集英社ではもっとも早くからデジタルデータ入稿をしている作家の一人なんですが、技術的にはデジタル原稿をネット配信するのは非常に簡単な手続きですむので、電子書籍化のアイディアが出てくるのは必然でした。
しかし結局のところ、その作品がどんな読者層に向けて作られているかによって、電子書籍化に適しているか、不適か、が決まるものと思います。