2009年12月28日月曜日

簡潔にレス。

>銃夢BBS
>コナ武道さん

14巻の感想どうもです。

>ゲーム批評スレ1
>kawamura君

俺がやってみたいと思うゲームがプレステ3にはほとんどないんだよな。
気になってるのは「デモンズ・ソウル」ぐらい。
まあ来年になったら「ゴッド・オブ・ウォー3」が出るので買うけど。
「北斗無双」も絶対買うけど、これはXbox360でも出るしなー。

>Ivanさん
>FF13の感想

感想どうも。
でも僕はFFやってないので固有名詞入ってると何言ってるのか分からんです。

下のブログの批評がFF13の良いところと悪いところを公平に書いているような気がしました。

2009年12月25日金曜日

12月最初の書きこみ。

皆さんお久しぶりです。

僕はマンガの仕事が終わってからずっと、正月用のフラッシュアニメを作っていました。
最初はFLASH CS4の新機能が使えないかテストしてたんですが、結局「使えね〜!!」という結論にいたり、昔ながらの方法でちまちまアニメーションを作ってます。
しかしCS4意味ないな。CS3までで充分だね。

去年は風邪で寝込んでしまって大掃除ができなかったので、今年はやる気満々だったんだけど、上記の正月フラッシュ制作が予想以上に大変で、連日の徹夜になってしまって、全然掃除できなかったです。
正月用のフラッシュはアニメ部分はあらかたできたんだけど、まだ音入れが残ってる。
もうネームに入らなきゃならないし…。時間なさ過ぎ。

>銃夢BBS
>ダン・オバノンが今月17日に亡くなっていた

なんだってー!?
ダン・オバノンってそんな歳だったっけ?
なんにせよ寂しいかぎりだ。ご冥福をお祈りします。

> 今週のファミ通
> アバターのインタビュー

なにやら面白そうな話しているね〜。
今月は時間がないので長文レスつけられないのが残念です。

> kawamura君
> 故深作欣二監督の洞察力

よい話をサンクス。すごい人だなあ。

> Ivanさん
> CGムービーを作れるゆきとさんがこの議論を
> どう思っているか知りたいですね~。

CGには無限の可能性がありますよ。
ただ「今現在」では技術的・コスト的にできないことも多い、というだけの話だと思います。
手前味噌ですが、最近の銃夢LOでは3DCGのセットを作って作画に使うケースが増えていて、14巻の医務室のシーンや火星のトロッコ戦の場面はほとんどのコマをCGでレンダリングしたものを下敷きに使っています。
この場合、スレッドの「モーションキャプチャー」とは逆のCGトレースですけど。

>Ivanさん

FFXIIIどうですか?
売れてるわりにネット上では微妙な評価が聞こえてますけども。
FFXIIIの感想は新しいスレッドを立ち上げて書いてくださいね。

2009年11月25日水曜日

Re:泣いたゲーム

>銃夢BBS
>Re:泣いたゲーム
> kawamura君
> あとスペースチャンネル5で不覚にも大泣きしました。
> ラスボス戦「わたしが踊りでまけるもんかー(棒読み)」のあたりで。

意味はまったくわからんが、君のゲーム愛はよく伝わった!!

俺はRPGでは泣いたことはないな〜。やった数自体が少ないけど。
感心したり、感動したりしたことはあっても、泣いたケースはない。

2009年11月24日火曜日

全面降伏かもしれん。

>銃夢BBS
>Ivanさん
> フラウ・Xはガリィよりセクシーに思えます。
> ぶっちゃけセクサロイドのはずのオランプよりずっと色っぽいんですけど。

なん…だと?
喜んでいいのか悔しがるべきなのか複雑な気分です。orz


先月ゲーム「シュタインズ・ゲート」を全エンドクリアしてゆきと帳にも書きましたが、仕事が終わった後どうしてももう一度エンディングが見たくなり、結局スキップ無しでつごう3周してすべての実績を解除してしまいました。
ノベルタイプのゲームをやり直すというのは僕としては異例。
しかも同じところで何度も泣いてしまうし。(TдT)
ノベルゲームというものを完全になめていました。
この体験は小説・マンガ・アニメ・映画では表現できない。
インタラクティヴなゲームの構造がアトラクタフィールドという世界構造のひな形になっているし。
新たなストーリーの表現形態として認めるしかない。
絵は動かないけど、心が動くんだよ!!

少し前の記事ですがこんなのがありました。↓


僕はここにあげられたゲームはひとつもやったことがありませんが、自分の過去のゲーム歴の中で泣いたゲームは…

スプラッターハウスpart3(メガドライブ)
ナムコのけっこう有名なアクションゲームの続編。part3はメガドラオリジナル作品だったらしくてあまりやった人はいないっぽい。
愛する妻と幼い息子を魔物にさらわれた主人公は、魔力の宿ったマスクをかぶり(外見は13金のジェイソンそっくり)、魔物の巣くう館に単身殴りこむ。
途中のステージの時間制限で妻と息子が助けられるかどうか分岐するのですが、助けられない場合でもゲームオーバーにはならず先のステージへ進める。
最初はそんな事は知らないので、必死になってラスボスを倒しても妻子を助けられないエンディングでした。
エンドテロップの音楽がものすごく良くて、泣きました。(TдT)
これが僕がはじめて泣いたゲーム。

檄ムズのガンシューゲーム1作目。
これも死ぬ思いでラスボスを倒した後、エンディングで無人になった空虚な研究所内を戻っていくんだけど、そこにかかる音楽が切ない名曲で、思わず泣いた。(TдT)

太陽のしっぽ(プレイステーション)
ストーリーのない原始人ライフシミュレーション(?)ゲーム。内容などはこちらなどが詳しい
10年以上前のゲームなのに、まだ新品で買えるようです。さすがPS。
最初は原始人は超弱くてイノシシすら捕れないんだけど、代を重ねて何代目かで、「伝説の狩人」が誕生した。
行くところ無敵。イノシシだろうがマンモスだろうが一撃で肉にして食べる。
野を駆け山を駆け、夕暮れの美しい日にバッタァァァと睡眠。そのまま寿命が来て昇天。
まさに大往生。
僕の脳裏にそれまでのこいつの人生が走馬燈のように思い出され、ぶわっと涙が。


こんなところかな…。

2009年11月22日日曜日

海外からのプレゼント

左の写真は海外からのファンレターに混じって送られてきたDVD。
一見ダーウィンの事績をたどるドキュメンタリーみたいですが、制作者と送り主が「CREATION MINISTRIES」となっているので不審に思い、サイトに行って見てみると、どうやら創造論者の団体らしい。


創造論というのはキリスト教原理主義の一種で、聖書の創世記に書かれているとおりに7日間で神様が世界を作り上げたと主張する立場。
創造論者からするとダーウィンの進化論などはあってはならないことであり、宇宙はまだ出来てから五千年ほどしか経ってなく、恐竜の化石もノアの大洪水の時に絶滅した動物の骨ということになっている。
日本でこんな主張をしたら「ラノベの読み過ぎか!!」と一蹴されるところだが、海外では大まじめにこの主張を通そうとしている人達がいる。
アメリカのカンザス州の学校で生徒に進化論とともに創造論を教える判決が出たのは有名。

で、そんな創造論者の団体が何でまた宿敵ダーウィンのDVDを作るのか、とも思いますが、たぶん一般人に向けて表向きダーウィンの功績を称えながら実は彼は間違っているんだよ〜と布教する内容なのではないかと。(見てないので想像。英語のDVDだし。)
で、そんなものをなんでまた日本のマンガ家である僕に送ってよこしたのかは謎。
GLO13巻の金星人の解説でEVOLUTIONとか描いたのが気に入らなかったのか?


>銃夢BBS
>われわれファンの応援が足りなかった?

元気づけのコメントくれた皆さん、ありがとうございます。
川村君の指摘通り、出版不況と言われているのは今に始まったことではなく、マンガ業界もいろいろと景気の悪い話を耳にします。
大御所といわれている有名作家の単行本部数がほんの少ししかないケースとか、連載作品を単行本で出してもらえない新人作家のケースとか…。
それらに比べると僕の現状は恵まれている方です。

来年2010年は旧銃夢連載20周年、銃夢LO連載10周年のアニバーサリーイヤーで、ウルジャンでのLO連載回数も来年夏頃に100回を迎えるので、ウルジャン編集部で銃夢キャンペーンをやろう、という話が上がってきています。
具体的には、旧銃夢をLOと同じ判型の新装版で出すという案があります。
僕の仕事は増える一方なのですが、(@_@;)
頑張ってやるつもりです。

>アバター

少し前の記事ですが、「アバター」のプロデューサーのインタビュー。


インタビュー(2)の方に「銃夢」映画の方の話題が少し出ています。
新しい情報はありませんが、少なくとも忘れてしまったわけではないようです。


2009年11月18日水曜日

銃夢LO14巻発売です。

左のイラストはウルジャンプレスという書店への販促のためのFAXチラシみたいなもののために描いたもの。
(クリックすると拡大します。)





>銃夢BBS
>コナ武道さん
>日記で落ち込んでいるとありましたが、心配です。
> というかあれだけキャラクターに試練を与える方が落ち込むのだなあと
> 思いました。

僕だって普通の人間だから落ち込みますよ。
落ち込みの原因は銃夢ファンのみんなにも無関係ではないのでばらしちゃいますと…。
銃夢LO14巻の発行部数が一万部減らされてしまいました。(´・ω・`)
そのため各書店への配本が減って、LOのコミックスがさらに発見しにくくなることが予想されます。

>不思議BBS
>ipsisimas_gaさん
> 最近頻繁に怖い夢を見ます。
> 世界が終わってしまうという夢です。

オカルト歴40年の僕の考えでは、大丈夫です。
そう簡単に世界の終わりは来ません。
僕がここまで断言するのは、予言者だからではなく、単に経験則的な確率から言っています。
たとえば…ipsisimas_gaさんがこれから最寄りの宝くじ売り場に行って、適当に一枚宝くじを買う。
その宝くじが一等賞を当てる確率より、世界が破滅する確率ははるかに低いと言うことです。
確率は低いとはいえゼロではないので、「世界が破滅する可能性はあり」ますが、それよりも普通に生活していて事故死する可能性の方がはるかに高いぐらいなので、考慮する必要はないでしょう。

銃夢LOの世界では2011年に東京に大隕石が落ちますが、あれは2000年までに火星有人飛行が成功した別の世界線での出来事なので、心配には及びません。

NASAも大変だなぁ…
マヤの人も自分たちが作ったカレンダーが後世でこんなに大問題になるなんて思ってもみなかっただろうな。
主にキリスト教圏の人々は聖書に書かれた「黙示録」がいつ来るかと常におびえ、または待望してきた歴史があります。
べつにキリスト教徒でもない日本人が西洋人のデンパ妄想につきあう義理はこれっぽっちもないのです。

2009年10月29日木曜日

レス:「シュタインズ・ゲート」

> Ivanさん
>ゲーマータグが移行できなかったのはご愁傷様です…

実はXbox360を買って以来、「アカウント」とか「ゲーマータグ」の意味をよく理解しないまま使っていました。
あの後360用メモリーカードを買って、ゲーマータグはメモカにコピーできたので、メモカを挿すことでエリートでも前に買ったゲームが遊べるみたいです。

>kawamura君
>シュタインズゲートはゲーム制作者の間でもちょっと注目されています。
>ニトロプラスは前作カオスヘッドで話題になりましたね。
>シュタインズゲートは普通のアドベンチャーの分岐選びとは違う臨場感あるシステムで、新しい。

へぇ、そうなんだ…。
「シュタインズ・ゲート」は先月の旅行先で久しぶりに買ったファミ通Xboxに紹介記事が載っていたのでタイトルだけは知っていた。
だけど完全にノーマークだった。
たまたま俺がアクションゲームやる気力もないほど気分がダウンしている時にたまたま体験版をやったので、廃人状態の時にダラダラ時間をつぶすにはちょうどいいかな〜と思って買った。
ゾンビを虐殺したいほど元気な時だったらおそらく俺のレーダーには引っかからなかっただろうな…。
それも含めてすべて運命石の扉の選択だったのか。エル・プサイ・コングルゥ。

カオスヘッドのことはまったく知らなかった。
「シュタインズ・ゲート」はカオスヘッドの1年後の話らしくて(世界が同じだけで続編というわけではないらしい)、劇中にカオスヘッドのネタがたくさん出てくる、らしい。全部後になって知った。

分岐システムは確かに斬新。
他のキャラとの会話中に携帯電話や携帯メールの着信があるんだけど、それに出るか出ないか、メールの文面のどのキーワードに返信するかで選択肢が分岐。
単純に相手のご機嫌取りをするようなキーワードはないので、どんな結果になるか予測できない。
このシステムも本作のテーマのひとつである「バタフライ効果」をうまく表現している。

もう今のアキバには縁がなくなってしまった俺だけど、このゲームをやった後はむしょうにドクター・ペッパーが飲みたくなった。
アドベンチャーダメと明言している川村君には勧めないけど、Xbox360持ってる人はだまされたと思って体験版をやってみてくださいな。

>kawamura君
>ベヨネッタはPS3版を買いました。
> なぜなら俺はGKだから。
> KURO60インチ、アンプはPIONEER VSX-LX52、スピーカーはKEFiQ90、サウンド
> チェアはフィールビートという環境を最近ようやく構築できたので、楽しみます。

★個人的レス★
オマエGKかよ。(゜Д゜;)
前にSCEに勤めていたお前が言うとしゃれにならんのだが…。
冗談だと言ってくれ。

軽く100万円を超えるAVシステム…。すげえな。
飯ちゃんと食ってんのか心配してたが、これほどの環境がそろえられるなら心配無用だな。
俺は来年出ると言われてるパナソニックの立体視プラズマテレビを虎視眈々と狙ってる。
サイズと値段次第だけど…。

2009年10月27日火曜日

廃人状態。

つーちゃんリア充だなぁ…。
僕は色紙書いてからずっと廃人同然だということは前回書きましたが、
先週金曜日の打ち合わせでさらにショックな事実を突きつけられて、輪をかけて廃人状態になってました。

先週木曜日までに新しいXboxエリート(120HDD搭載)を購入。
古いXboxからのゲーマータグの移行でトラブって、3時間ぐらいをムダにしました。
orz
ゲーマータグの移行は諦めて、新しいアカウントとゲーマータグを作成。
すでにクリアしたゲームを一からやり直すのはいやなので、とりあえず予約してある「ベヨネッタ」とかが来るまで、ゲームの体験版をダウンロードして遊ぶことにしました。

で、翌日の打ち合わせでさらに廃人状態に。orz

翌日はなにもやる気起きない状態でしたが、ゲームの体験版で興味を引いてアマゾンでいくつか注文したうち、「シュタインズ・ゲート」というゲームが早くも届いたのでこれをやることにしました。

※ネタバレなし※
Xbox Liveで無料ダウンロードできる体験版が長くて、さわりとオープニングムービーで終わりだろと思ったら一章まるまる入っていました。(約3時間ぐらい。)
この体験版が気に入ったので買いました。

2Dの絵にテキストが表示されて読んでいくタイプのアドベンチャーゲームで、ジャンルとしては一応ギャルゲーになるのかな!?
でもストーリー上はギャルのハートをゲットするのが目的の恋愛ゲームではなく、タイムマシンがテーマのSFです。

秋葉原の大学に通う科学オタクの主人公が、友人と作った電話レンジというへんてこマシンに、携帯メールを「過去に送る」機能があることを偶然発見。
悪のりして科学的好奇心から実験を繰り返す主人公。過去に送るメール「Dメール」によって少しずつ因果が書きかえられていく。
最初それは無害なものに見えたが、電話レンジのグレードアップ版、人間の記憶だけを過去の自分に送る「タイムリープマシン」の完成の日、最悪の事態が訪れる。
主人公は最悪の事態を回避するため、タイムリープマシンによって何度も過去に戻り、「Dメール」によって改変された因果を元に戻すために孤軍奮闘する。…
以上が大まかなストーリーの流れ。

結論から言うと、すげえ泣かされました。(´゚ω゚`)
僕はこの手のジャンルのゲームはあまりやったことがないので比較できませんが、完成度は高いんじゃないかな…。
シナリオもすごい構成が凝っていて、6つあるエンディングもそれぞれが納得がいく。
「未来人ジョン・タイター」とかのオカルトネタとか、さまざまな物理学理論とか、アキバ系のオタクネタとか、2ちゃん用語とか、いろいろと怪しげな用語が出てきますが、ボタンひとつで呼び出せる用語辞典で解説が読めるので便利です。
声優さんの芸もすごいですね。僕は声優のことは詳しくないですが。

タイムマシンものって泣ける話が書きやすいジャンルなんだけど、この「シュタインズ・ゲート」で面白いのはタイムマシンの機能の制限。
Dメールはデータ上の制限で全角32文字しか送れず、メール付きの携帯電話が存在する時代までしか送れない。さらにそのメールを受け取った人間がどう行動するか予測がつかない部分がある。
タイムリープは一度に2日前にしか戻れない。など。
さらにアトラクタフィールド理論という時空モデルにより、タイムリープして少し物事を変えても、大きな結果は「因果の収束」によって同じ結果になってしまう。
一見万能とも思えるタイムマシンにこうしたさまざまな制限が付け加えられ、それがうまくシナリオと連動することにより、主人公の選択肢に制限が生まれ、それが葛藤を生むドラマを可能にしています。

Xbox360持っている人は一度体験版をやってみてはいかがでしょうか。

2009年10月20日火曜日

10月の近況。

皆さんお久しぶりです。

ウルジャンのホームページでもちゃんと告知してないのがもどかしいんですが、ウルジャン10周年記念画集
「Ultra Graphics 1999-2009」が発売されています。
僕の絵も4点ほど収録されています。超絶にうまい絵描きの人達の絵が一堂に会していますので、絵が好きな人は買いですよ〜。

今回はマンガの原稿を上げた後に、ウルジャンのプレゼント用のミニ色紙を描くことになりまして、これが死ぬほど消耗しました〜。
どーせ描くなら色をつけようと思ったのですが、困ったことにアナログの画材は全部捨ててしまったので、仕事中にネット通販で画材を物色。
退色のしにくさなどを考えてステッドラーの水彩色鉛筆と、耐水性インクのレタリングゾルを購入。
テストで予備の色紙に描いてみたところ、色鉛筆を水で溶いての着色が思うようにいかない…。
だいたい僕は昔から水彩画は苦手なのだ。
特にガリィは髪が黒いので、これをどう描くかが最大の問題となる。
マンガのようにスミベタで塗ってしまうと、ほかの色とのバランスが悪くなってしまう。
その上、色紙は原稿と違い修正のきかない一発勝負なので、そのプレッシャーはすさまじい。
テストを何回かした結果、結局水彩風に水で溶くよりも、そのまま色鉛筆として着色した方がトーンやグラデーションのコントロールが簡単だとわかり、そうすることにしました。
脳内物質をスパークさせて集中力を極限まで高め、本番を敢行。
なんとか仕上げ、編集部に郵送しました。
その後数日間廃人同然の無気力状態に…。よほど色紙を描くことがストレスだったのか…。
こういうのも慣れの問題だと思いますが…。

2009年9月28日月曜日

9月最後のカキコ。

※しつこくお知らせ※
僕が巻末解説を書くことになってしまった竹書房【「超」怖い話クラシック ベストセレクション 殯(もがり)】がいよいよ10月2日に発売されます。この日は本屋にGOだ!!

>銃夢BBS
>Ivanさん
> 昔、小林よしのりさんが「マンガ家はコドモが多すぎる!」と怒っていました
> がゆきとさんの目から見てもそうですか?

僕はほかの先生とのつきあいがないのでわかりません。
しかし僕自身の経験から言っても、若くしてマンガ家になってずーっとマンガばっかり描いているわけですから、よほど本人の自覚がないかぎり精神がガキのままということは充分あり得ます。
島田先生の「吠えろペン」でも、登場人物に「ずっとマンガばかり描いている人間が…大人になれるわけないだろうっ!!」と言わしめていますし。


さて、僕は仕事に入ります。また来月。
来月はウルジャン10周年記念で、ウルジャンピンナップ画集などが発売されるそうなので、要注目ですよ!!

2009年9月24日木曜日

レス、レビューなど

行方不明になっていた「クレヨンしんちゃん」の臼井先生が事故と確定されたそうで…。
お悔やみ申し上げます。
東尋坊で写真撮りまくってた僕らもまさに人ごとじゃないんだけども。
臼井先生は以前から山歩きしてたらしいけど、せめてお供を連れていれば…。


《 コスモアイル羽咋訪問レポ 》つーちゃんグッジョブ。(^_^)b

>kawamura君
>ロシアのポッドがBioshockの冒頭で乗り込む潜水ポッドに似ていて、
>これを資料にモデル作ったのかなあと思った。

潜水球はロケットより大昔から使われています。
潜水は外圧、宇宙船は内圧に対抗するためにボンベみたいな球体が一番合理的な形なんですな。
しかしソビエト、ロシアのデザインというのは銃器などを見ても西側とは一線を画している。
ガンショーなどの写真を見てて「うおっ!?なんだコレかっちょいいー!!」
と思うのはほぼロシアや東欧圏の銃。
なぜなのかは謎。

>UJ新人賞の木城ゆきと総評
>オクテットさん
>ゆきと先生の評論なんですが結構手厳しいものでしたね。
>ところで大賞も準入賞も無かったのですが佳作と奨励賞を受けた作品はいつか
>UJで読むことが出来るのでしょうか?

今回審査員を引き受けてから、実際に投稿作品のコピーが送られてくるまで、実のところビビって迷いまくりでした。
(そのへんのことはつーちゃんに聞いた方がいいかも)
僕自身や周りの人間が投稿作品を描こうとしてどれだけ苦労したか知っていますから…。
それに僕自身が「怪洋星」で佳作になった時に「この節穴どもがッ!!」と思ったと逆の立場が生じないとも限りませんから…。
(わかりやすくいうと、僕の審査眼の認識力を超えた才能を正当に評価できない可能性を恐れた)
でもまあ、僕も今や40過ぎのじじいだし、「若い者の前に立ちふさがる壁になる。それも大人の責任だっ!!」と思い、正直に思ったことを書きました。
しかしウルジャンに掲載される時は多少ソフトな表現に書きかえられるかと思ったんですが、全文そのまま載っちゃいましたね〜。
今回の入選作がウルジャン本誌で載るかどうかは知りませんが、ウルトラジャンプエッグにそのうち載るんじゃないでしょうか。

>不思議BBS
>ipsisimas_gaさん
> YKさんがゆきと先生だとすると、
> TKさんはツトム塾長?
> あと、先生と塾長は何故恐怖と不思議を求めているのか、
> その理由、目的をご存知の方も。

YKさんTKさん?
さぁ〜なんのことやら…。♪~( ̄ε ̄;)
僕ら兄弟が恐怖と不思議を求める理由は、それが面白いからです!!
子供のころから、科学の話と同じぐらい怪奇な話が好きでした。
年をとって多少知識が増えましたが、しょせん世の中圧倒的に僕の知らないことの方が多いので、知らないことや珍奇なことに目が輝くのは子供のころから同じです。
もう少し理屈っぽくいうと、世の中に存在する現実と幻想、科学と不合理、肉体と精神、英知と愚かさ、哲学と宗教、知られているものと知られてないもの、事実と嘘、そういった両極端の境界線上にあってどちらとも判別のつかないような事件や事象に知的スリリングを感じるとでも申しましょうか。
…かっこつけすぎました。
ただの野次馬です。


やったゲーム
(Wii)

Wiiで買ったパッケージゲームとしては「零/月蝕の仮面」以来一年ぶりとなる。
ハウスオブザデッドシリーズはサターン版からのファンだったので、アマゾンで予約して買った。

タランティーノの映画「グラインドハウス」をイメージした演出で、B級映画っぽい世界観はなかなか楽しい。
以前のHoDとはちがうが、これはこれでアリ。

システムもだいぶ違っており、以前のHoDではいったんゲームを始めると息つく間もなくスピーディーに次から次へとステージを突き進むことになるが、オーバーキルではステージをクリアするとステージ選択画面に戻ってしまう。
ここでだいぶスピード感を削がれてしまうのはマイナス。ステージ選択画面の各ステージのB級ホラー映画風のイラストはすごくいいのだが。
それから以前のHoDシリーズに比べると、難易度が信じられないぐらいに低い。
特に各ステージのボスはセガ史上最弱の弱さ。ほとんどダメージを受けることなく倒せてしまう。
ご親切にもボスの弱点まで丸でかこってくれるし。
ラスボスの「マザー」は妙に硬いけど、攻撃が単調でぬるいので、単なる根比べになってしまい、倒してもミスして死んでも爽快感がない。
緊張感のない音楽もマイナスイメージの一因かもしれない。
以前のHoDシリーズのラスボスをやっとの思いで倒してエンディングを見た時は、本当に感動したものだが…。

ただステージをクリアするだけならものすごく簡単なのだが、一発もミス撃ちをせずにどんどんゾンビを倒していくとコンボが成立し、25人連続で倒すと「ゴアイズム」というボーナス状態になって画面に星条旗が翻る。
この連続コンボを維持してスコアアタックをかけたり、ステージ各所にあるアイテムをとったりすると適度に難易度が上がり、面白くなってくる。
(とはいえ、ボスが興ざめなのは変わらないのだが…)

エージェントGと黒人警官のアメリカン漫才な掛け合いや、敵の黒幕のキャラクターのブラックユーモアな描写は楽しい。
しかしキャラクターのモデリングや動きは初期のPS2のゲームのように稚拙で、本当に現代に作られた新作ゲームなのかと疑うほど。
所々でゾンビがなにもないところにポコッと出現したりして、作りこみの荒さが目立つ。
それとレーティング上しかたがないのかもしれないが、前シリーズのようにゾンビの体の部分破壊が中途半端。片腕はもげるものの、頭が吹っ飛んだり上半身と下半身がバラバラになったりはしない。
ストーリーモードのほかにディレクターズカットモードというのがあると聞いていたので期待していたのだが、ちょっとステージが長い以外何が違うのかわからない。
エンディングテロップやおまけ画像のスタッフのハロウィンパーティの写真などを見ると、作ったのは外国のスタジオのようだが、作りこみの荒さやラスボスがぬるいことの言い訳にはなるまい。

HoDファン、元セガゲーマーとして文句を書いたが、まあそこそこ遊べるし、知り合いが数人集まった時にキャーキャー言いながら遊ぶゲームとしては楽しいかもしれない。
HoDシリーズとしてみた時は問題作だが、普通一般のガンシューティングゲームとしてみた時はクソゲーとまでは言えない。佳作。

発売前にオーバーキルのファミ通のレビューにセガ社員が文句をつけたという記事がネットに載ったが
オール6というファミ通の点数は残念ながら妥当。
むしろセガファンからしたら甘いぐらい。

2009年9月21日月曜日

東京で打ち合わせした。


先週旅行から帰ってきてからMacBookProの調子が悪くなり、Appleサポートに電話したのが木曜17日。
本体内部から「カシャッ…カシャッ」という規則正しい異音が聞こえ、レインボーカーソルが回りっぱなしになってアプリが応答しなくなるという症状。
「ハードディスクが壊れる前兆か!?」とびびり上がり、毎日使うマシンなので、対面修理してくれる店を探した。
一番近いアップルストア銀座は予約受付がいっぱいでダメだったため、アップル正規プロバイダーである秋葉原のソフマップに行くことにした。
イトウさんに電話して急遽打ち合わせ場所を東京に変更してもらう。
金曜18日。午前中につくばエクスプレスで秋葉原に出る。
秋葉原を歩くのは何年ぶりか…建物がすっかり変わっていて軽く迷う。
やっとの思いでソフマップの修理受付カウンターにMacBookProを出したが、「領収証はあるか」「BTOでどこか変更したか」とか意味のない質問ばかりしてはじめから印象悪し。
ユニボディの17インチは今年なってから出たんだから、買って1年以内なのは見りゃわかるだろ。
BTOでどこを変更したかは起動してプロファイル見れば分かるし。
「アップルから正規のハードディスクを取り寄せて交換するので、修理に数日はかかる」とか言い出して、耳を疑った。
天下の秋葉原の正規プロバイダーで、なんでハードディスクのひとつも置いてないんだ。
金にならない修理はやりたくね〜というのが店員の態度からありありとうかがえたので、すっげえ頭に来たが、これ以上ごねてもムダと思い、さっさとマシンを持って店を出た。


午後、水道橋で降りて集英社に徒歩で向かう。
時間が余ってしまったので、いつもだったら大型書店などで資料本をあさるのだが、重い荷物を持って徘徊するのも疲れるし、マシンを置き忘れたりしたら大変なので、イトウさんに電話して打ち合わせを少し早めにしてもらうことにした。
神保町のあたりを歩くのも久しぶりだが、以前とは違い、歩道でタバコを吸っている人がいない!
以前は交差点で信号待ちしていると、必ず自分の風上にタバコを吸っている男がいて、不愉快な思いをしたものだ。なんでタバコを吸う人間は風上に立ちたがるのだ?
路上喫煙禁止は非常によい。気持ちよく歩けた。

イトウさんと落ち合い、後楽園球場の近くのホテルで焼き肉を食べ、その後同じホテルの40何階だかにある喫茶店で打ち合わせをした。
上の写真はそこで撮ったもの。
お上品なホテルの喫茶店なので落ち着かないこと。
午後6時からは別料金だとかで、話すことも尽きたので切り上げて帰った。
あ〜疲れた。

MacBookProを持って行ったのはまったくの徒労となってしまった。
その後3日たつが、MacBookProの不調は再発していない。
つーちゃんの日記を読むと、レインボーカーソル回りっぱなしなどの症状は似ているけど、OSのせいで異音がしたりするものだろうか…。
Appleに修理に預けるか、このまま使い続けるか、現在思案中…。

2009年9月15日火曜日

コスモアイル羽咋に行ってきました。

石川県能登半島の付け根のあたりにある宇宙博物館、コスモアイル羽咋(はくい)に行ってきました。

福島のUFOふれあい館に続いてUFOの展示がある博物館ということで、つーちゃんとの間では以前から話題になっていました。
僕の目当てはUFO関係の展示よりも、アメリカ・旧ソ連の宇宙船などの展示物。
アメリカの宇宙船は忠実とはいえレプリカがかなり混じっているんですが、旧ソ連のは本物。すげえ。
写真はボストーク宇宙船の帰還カプセル。
ソビエトのメカデザインのかっこよさは異常。

旅行の詳しいレポートは近日中につーちゃんが記事にすると思います。

2009年9月9日水曜日

近況など。

※お知らせ※
今月発売のウルジャンの銃夢LOの連載はお休みですが、ウルジャン新人賞の僕の批評コメントが掲載されるもようです。

※お知らせ2※
僕が巻末解説を書くことになってしまった竹書房【「超」怖い話クラシック ベストセレクション 殯(もがり)】は10月2日発売です。この日は本屋にGOだ!!


やっとコミックスカバーイラスト、巻末ふろく、原稿直しが終了して原稿データを入稿しました。
順調にいけば、銃夢LO14巻は11月19日に発売予定です。

今回は巻末の「NG人生劇場」を3ページ描きました。
ずいぶん前から人生劇場の作画にはセルシスのコミックスタジオを使っていて、今回は最新のコミスタEX4.0MacOSX版を使用。
ある程度コミスタ独自の作法に基づく制作スタイルができてきたのですが、作画にやたらと時間がかかってしまいました。
半ページ描くのに約6時間。アナログ作画ではかなり複雑な絵でも「3時間コース」といってだいたい1ページ3時間もあればペン入れは終わります。
ということはアナログ作画に比べてコミスタ作画では1ページあたり4〜5倍ぐらい時間がかかっていることになります。
いくら何でもかかりすぎですね〜これは。(^-^;)
しかも人生劇場の絵は超簡単に描きなぐっているように見えるデフォルメ絵なのに。
コミスタの作法に慣れていないということに加えて、タブレット直描きなので思うように線が描けないというのもあるのでしょう。
またアンドゥができたり、線を後からチマチマ修正できるので、気が済むまで直してしまうためによけいに時間がかかるのかもしれません。


BBSなどのレス

>ゆきとさんがドラクエの感想を欲しがるとは
>Ivanさん、他

僕はドラクエには興味はありませんが、ドラクエをやっている人には興味がありまして。
楽しめましたか。よかったですね〜。(^_^)
自分でお金出して買ったゲームを楽しめるというのが一番ですよ。

ドラクエとは関係ないけど、最近笑ったゲーム関係の記事。↓

日本と西洋のデフォルメ感の文化的相違の指摘。
僕はアメコミも「ゴッド・オブ・ウォー」も好きだけど、昔からなんでアメコミではどいつもこいつも白目で歯をむき出してるのか?という疑問があった。
少なくとも、アメリカのゲーム制作者は女性キャラをもう少し美しくデザインするべきだな。
生身では美人がたくさんいるのに、3Dモデリングすると不細工になるというのはなんとも不思議だ。


>これが「機を外す」か!
>南@某所ホテルさん

この映像はつーちゃんのレスにあるとおり、映画「黒帯」の特典DVDの一部ですね。

僕はいい映画やゲームを観たりやったりした後、その感動したことに満足してしまって「ゆきと帳」にレビューを書き忘れる、という悪癖があるんですが(^-^;)、この「黒帯」はそうした映画の一本。
「黒帯」には特典DVD付きスペシャルエディションと特典なしスタンダード版がありますが、見るなら絶対に特典付きの方がいいです。特典DVDは武道好きには本編と同等、あるいはそれ以上の価値があります。
「黒帯」は純粋に映画としてみた場合は筋書きの整合性に少し無理がある部分があるんですが、映像の美しさと殺陣の迫力はそうしたアラを吹き飛ばすパワーがあります。
映画本編を見て、そうした迫力の殺陣をどうやって撮ったんだろう?という疑問を解き明かしてくれるのが特典DVDの映像。
実はスタント無しのフルコンタクトだった、ということでさらに背筋に震えが来ます。
現代にもこれだけの実技をともなった武道家が実在するという事実、そしてそれをこのような映像美で公開してくれた映画スタッフの方々にお礼が言いたくなる、そんな映画です。

さて、「黒帯」の時期外れのレビューはここまでにして、お題の「これが「機を外す」か!」に行きます。

僕の見たところ、これは「機を外す」とは違い、おそらく予備動作をなくした「気配を消した」突きだと思います。(もちろん実際に体験したわけではないので推測ですが)

まず普通の突きをなぜブロックできるかというメカニズムを細かく分析してみます。
防御する側の人は相手のパンチが発射されたのを見てからブロックの動作をしているのではなく、パンチが放たれる前に相手の足や腰、目などに現れる動きを合図としてブロックの動作を始め、パンチをうまく防いでいます。

ところが相手にそうした直前の動き(予備動作)がまったくなくパンチが放たれた場合、防御反応が間に合わないために簡単に打ち込まれてしまうのだと考えられます。
また映像では「気配を消した突きはなぜか痛みがちがう」と言ってますが、これもボディの筋肉を収縮する防御反応が間に合わないために「虚を突かれた」状態になり、ものすごく効くのだと思われます。

では、銃夢で言っている「機を外した」とはどういう状態なのか。

銃夢の「機」のイメージとして、現在実際に見られる映像として一番イメージに近いものは、ボクシングやキックの「クロスカウンター」です。
物理的にはボクシングの「カウンター」カテゴリーの中のさらにミリ単位で精密なものであり、ボクシングなどにない意識操作の概念も入っていますが、おおざっぱに言えば「機」=「カウンター」とくくって問題ないです。
逆に言えば、攻撃をしてこない相手には「機」は成立しません。

相手の攻撃の出鼻をとらえてこちらの攻撃を打ち込むのが「機/カウンター」ですが、「機を外す」とはこちらの攻撃を相手が「機/カウンター」で迎え撃とうとしたものをさらに外した状態、ということです。
つまりカウンター外し。
文字で書くと分かりづらいですね〜。
「機を外す」という行為自体には攻撃力はなく、ただ相手は来ると思っていた攻撃が来ないので宙ぶらりんの「虚」の状態になります。
タイミングによっては相手は重心を崩して転倒します。
この説明ではわかりやすく互いに攻撃技を出しているように書いていますが、端からは見えにくい微妙な動作の応酬の場合もあり、その場合端からは手も触れていないのに一方が転倒するような、一種オカルトめいた技に見えます。

ここで書いていることは僕の空想ではなく、中国武術や日本武道の中に実在する技術です。

2009年8月23日日曜日

来月の銃夢LOお休みします。

※お知らせ※
雑誌派の方には申し訳ありませんが、来月のウルジャンの銃夢LOの連載はお休みします。
コミックス14巻のカバーイラストや巻末などの制作、ZOTT決勝戦に向けての充電などのためです。
コミックス14巻は11月刊行を目指す予定です。
よろしくお願いします。m(_ _)m

※お知らせ2※
僕が巻末解説を書くことになってしまった竹書房【「超」怖い話クラシック ベストセレクション 殯(もがり)】の発売日が分かりました。
10月2日発売です。この日はコンビニにGOだ!!



いよいよキャメロン監督の「アバター」の情報が少しずつ出てきはじめましたね〜。
楽しみです。近くのイーアスの映画館でもちゃんと3Dでやるといいなぁ。
映画の内容も楽しみですが、「アバター」を立体映画の起爆剤としたいという映画業界や家電業界の思惑が成功するかどうかも見物ですね〜。
個人的には成功してほしいです。「アバター」もヒットしてくれないと、この不況の中、「バトルエンジェル」も作ってもらえないでしょうからねぇ。


現在「レッドファクション:ゲリラ」というXbox360のゲームをやっています。
火星が舞台のゲームだというので、日本で発売される前から注目し、やってみようと思ってました。
プレイヤーキャラが画面内に見える三人称視点のアクションゲームで、自由度の高い箱庭の中を駆け回ってゲリラ活動したりミッションをこなしたりするというゲームです。
おそらくGTAみたいな感じ。(僕はやってみたことはないけど)
ステージ中の建物や乗り物はすべて破壊できるというのがウリ。
敵は火星に圧政をひく軍事組織EDF。
ここで連想したのが、日本のディースリーパブリッシャーが作った「地球防衛軍3」。
これも非常に楽しいゲームでしたが、「EDFは昆虫軍団から地球を防衛したあと、火星でこんな悪さをしていたのか…」と感慨深いものがありました。
いや、もちろん全然関係ないゲームなんですが。脳内ストーリーです。

そういえば、ちまたではドラクエの新作が毀誉褒貶さまざまに話題を呼んでますね〜。
以前銃夢BBSでドラクエがDSで出るのがヤダーとか言ってた方たちはプレイされたのでしょうか?
感想が聞きたいですね〜。

2009年8月20日木曜日

「超」怖の解説を頼まれてしまった。



皆さんお久しぶりです。暑いですね〜。

仕事用の椅子を新調。
15年近く使っていたアーロンチェアは座り心地は抜群なのだけど、ヘッドレストがないのが唯一の不満点でした。
仕事中居眠りした時、頭を支えるものがないために首筋を痛めそうになり、ヘッドレスト付きのアーロンチェアが出るのを待っていたんだけど全然出る様子がないので、ついに他のメーカーの椅子を購入することを決意。
近くのホームセンターの家具コーナーでいくつか試し、気に入ったのがこのエルゴヒューマンのチェア。
値段はアーロンチェアよりだいぶ安いのですが、ヘッドレストもついて機能も申し分なし。
カラーバリエーションも選べるので、好きなオレンジ色をチョイス。
実際に品物が来て座ってみた感じは、アーロンチェアよりも固い感じですが、おいおい慣れると思います。


さて、今月はウルジャン新人賞の審査の仕事をしなければならんのですが、それに加えて、なんと、あの竹書房の実話怪談シリーズ『「超」怖い話』の新刊の巻末解説文を頼まれてしまいました。
まさに青天の霹靂。晴天のオタマジャクシ。
今年はイカす怪奇現象が世界各地で起こっているな〜とは思っていましたが、まさか僕が怪談文芸界にデビュウすることになるとは…。←少し有頂天になっている。
発売日などが分かり次第報告します。

2009年7月27日月曜日

対機械化格闘の件

今はネームの真っ最中なので、本当はゆきと帳の書きこみとかしてる時期ではないのですが、想像力を刺激される書きこみがあったので…。

銃夢BBS
>コナ武道さん
>いつも考えるのですが、クズ鉄町の半機半人の科学力で、
>地球外規模の科学力に勝てるのか。ということです。(木星とかのこと。)


軍事作戦レベルで考えると、クズ鉄町の住民がいくらがんばっても宇宙世界の軍事力にはまったく対抗できないでしょうね〜。
銃夢LO10巻でS.ノヴァがNEWORDERによる地上制圧作戦計画を話しますが、仮にこれが実行されたら、イラク戦争でアメリカ軍がバクダッドを制圧したより簡単にクズ鉄町は更地にされてしまうでしょう。
クズ鉄町は重火器が規制されていることもあるので、サイボーグ武術が盛んだといっても、それは特殊な環境の内部でのこと。
たとえると、江戸時代とか戦国時代の日本に最新装備のアメリカ特殊部隊が投入されるようなものですかね〜。
火縄銃や日本刀でも当たればアメリカ兵を殺せますが(防弾アーマーとかに防がれない場合限定ですが)、奇襲やゲリラ戦で多少の損害を与えることはあっても、戦局を動かすほどにはならないでしょう。

では、個人対個人の比武のレベルで見た時はどうでしょう。
銃夢LOに登場する標準的なザコとして、4巻冒頭に登場するペインのエージェント(ジローを追っていた二人組のスキンヘッド)を俎上に上げてみます。
こいつら相手だと、旧銃夢に登場したたいがいの格闘キャラ(ジャシュガンはもちろんのこと、アルムブレスト、アジャカティ、クライブ李、フォギア、ハンター時代のザパンとか)でも勝てるでしょう。
ただ元軍人ペインの部下なので、本気モードでは銃火器を使ってくる可能性が高く、そうなると勝てるキャラは限られてくるでしょうが…。

同じく4巻、初期空手チーム先鋒の牙鼻人あたりが相手になると、旧銃夢に登場したキャラで勝てるヤツはだいぶ少なくなってきます。
GRシリーズを除くと、牙鼻人に勝てるのはジャシュガン、電ぐらいでしょうか。それも楽勝というレベルではなく、ボロボロになった末の辛勝というイメージですね〜。
相手が刀耳になると、旧銃夢のキャラで勝てる者はいないでしょう。

比武の場合、ルールやシチュエーションも結果を大きく左右します。
たとえばザジがモーターボールのルールでジャシュガンとやったら絶対かなわないでしょうが、銃火器OKのZOTTルールならばジャシュガンはまったくザジに勝てないでしょう。

銃夢LOの宇宙世界では、このように技術的にも物理的にもジャシュガンや電をはるかに超えた戦いが行われていますが、だからといって彼らの偉大さは決して色あせない。
相対的な強さと精神的な偉大さは別のものだということです。


では、僕はネームに戻ります…。

2009年7月22日水曜日

ゆきとの書斎更新しました。

※お知らせ※
何年かぶりに「ゆきとのメイキング」の「モノクロ原稿のデジタル仕上げ」に応用テクニックを三つ追加しました。
作中で使用した3DCGモデル画像ギャラリーも新しく開設。
さらに、先日追加したばかりの「ゆきと帳過去ログ倉庫」に2008〜2009年5月分までを追加。
旧ゆきと帳の書きこみはすべてアーカイヴしたので、それに伴って旧ゆきと帳のリンクを外しました。
ヒマがあったらご覧ください。


今日の皆既日食、関東地方はあいにくの雨で見られませんでしたね〜。残念。

BBS
>Ivanさん
>児ポ法
>自民党がヲタクの味方ではないことが、この一件でバレバレですよね。勝てよ民主党!

いや〜、民主党もちょっと。(^-^;)


>山城うなぎさん
>木星に地球サイズの隕石が衝突?!
>シュメーカーの時もそうですが隕石衝突後粉じんが巻きあがったのは木星が地殻天体だからか?!
>太陽も地殻天体説を唱えられてるらしいが
>あ○か先生~助けてー

うなぎさん、ムー読んでますね〜。(^-^;)
しかしシューメーカーレビー彗星から15年で大衝突とは、木星にはものすごく頻繁に大衝突が起きているということですね〜。
やはり大きくて重力も強いので小天体を引き寄せやすいんでしょうか。

2009年7月20日月曜日

ゆきと帳過去ログ倉庫追加しました。

恐怖プリーズ夏恒例のスペシャルコンテンツがアップされています。
しかし、さすがにネタ切れ気味で、今回は僕の提案による本のレビューという軽い読みものになってしまいました。
感想・ネタなどあったら、掲示板に書きこんでください。

ゆきと帳過去ログ倉庫に2005年〜2007年分を追加しました。
あとページがあまりに殺風景だったので、FLASHでタイトルバナーを作ってみました。
右のナビゲーションから、または「ゆきとの書斎」から行けます。
今、何年かぶりの銃夢LO技法解説のページを作っています。
今週中にはアップしたいです。


以下は時事ネタ。


イギリスのお話。すんばらし〜先生ですね。(^_^)
ただコンセプトはよかったけど、アブダクションというのはちょっと衝撃的すぎたか。



他人ごとじゃないっすね。
水中騎士はアシカがフルチンで走り回るからNG。
旧銃夢もシュミラの入浴シーンがあるからNG。
銃夢LOは…ガリィの裸はNG??
ろくでもね〜な。
僕はこの記事の森永卓郎という人の意見に全面的に賛成です。
マンガ・アニメ・ゲームは専用の特別法を作って保護・育成すべき。

2009年7月16日木曜日

やはりT2は名作だった。

暑いですね〜。関東はもう梅雨明けしたようです。

今月は仕事が早く上げられたので、ゆきと帳の過去ログをまとめる作業をしています。
既出のネタとはいえ、一つ一つ手作業でコピペして体裁を整え、リンクを張り直すルーチンワークはけっこうしんどいです。
MacBookProの突然の不調(熱暴走?)でフリーズしたりしてなかなか進みません。
時間があったら、久しぶりにマンガ制作テクニックに新しい項目を追加しようと思ってるんですが…。


先月の話になりますが、ブルーレイで「ターミネーター2」観ました。
「T2」は渋谷の大劇場でツトムや川村君たちと観た時の衝撃的な体験があって、その後レーザーディスク、DVDと買って観ましたが、とうてい劇場の体験におよばなかった。

>kawamura君
>T2レーザーディスク版がめちゃくちゃ綺麗なんですよ。

それはもしかするとハイビジョンLDかな…?
90年代中頃、通常解像度のレーザーディスクとは別に高解像度のハイビジョンLDというのが出てました。
プレーヤーが50万円ぐらいして、それを再生するハイビジョンテレビ(当然ブラウン管)は100ン万円という、雲の上の世界。
当時民生用プロジェクターでハイビジョン解像度のものはなかったと思うけど、三管式のプロジェクターだと300万円以上して筐体の大きさも小型冷蔵庫なみと、もはや人知を越えたレベル。

その頃に比べると、それ以上の性能の機械をはるかに低コストでそろえられるようになったわけですから、いい時代になったもんです。

で、本題に戻りますが、ブルーレイで観たT2はどうだったのか!?
実にきれいだった!!
90年代初めの映画ですから最近の映画のようなシャープさは元々ないんですが、フィルムの粒子感までが見分けられました。
色の発色やコントラスト、暗部階調もすばらしい。
何よりも違いに驚いたのは音。大劇場のスケール感には及びませんが、深みがあってボリュームを上げても耳障りにならない。
(音に関してはBD云々と言うよりも、単純にアンプの性能のおかげかもしれません。録画しているデジタル放送のアニメや、Xbox360のゲームも音が段違いになってました。スピーカーは同じなのに、これほど変わるものかと呆れました。)

T2は冒頭の未来戦争のシーンで奥行き感に圧倒された記憶があるのですが、どうも僕の記憶が一部捏造されていたようです…。
画面手前にエンドスケルトンのT-800がプラズマライフルを乱射しながら進軍、その後方にハンターキラーが飛行、爆炎が上がる…という「絵」が僕の記憶にありました。
しかし、実際に観てみたらそんなシーンはありません。(^-^;)
「あれ?おかしいな」と思い、もう一度見直してみましたが、T-800がプラズマライフルを乱射して進軍するシーンと、ハンターキラーが飛行するシーンは別々のカットでした。
別々のカットが記憶の中で合成され、超スペクタクルな未来戦争シーンとなっていたようです…。

とはいえ、すぐに映像のきれいさ云々、記憶違い云々などどうでもよくなり作品の中に引き込まれました。
一分の隙もない構成、演出、プロット。
昔劇場で観たのとまったく同じ所で泣きそうになった。
今の映画ではまず見られなくなった、体を張ったスタントによるカーチェイス。
アクションシーンの美学とユーモア。
テーマの切り口。
僕が特に好きなのは、サラ・コナーが運命を変えようと、スカイネットの設計者となる予定のダイソンを暗殺しようとするくだり。
あれほど恐れ、憎んでいたターミネーターと同じことをしようとして、人間ゆえに暗殺できなかったという皮肉。
このへんのプロットは神がかっている。
T2は唯一無二の名作だということを再確認しました。

>kawamura君
> 俺にも観させて下さい。BRのDarkknightと300もってゆきます。
> ゆきとさんが持っていなければ、おみやげにbioのレオン主演映画持ってゆきます。

また遊びに来いよ。AVルームは狭いけど。
バイオハザード・ディジェネレーションはBD持ってる。

2009年6月26日金曜日

ジャクソン先生星に還る。

マイケル・ジャクソン先生が亡くなられたそうですね…。


80年代のマイケルは本当にかっこよかった。
「スリラー」のビデオ・クリップは構成の教科書として、当時の僕に大きな影響を与えました。
ご冥福をお祈りします。

2009年6月24日水曜日

ブルーレイ視聴環境コンプリート。

去年の春にパナソニックのブルーレイ(以下BDと表記)HDDレコーダーを買ったものの、出力装置であるプロジェクターがローレゾ解像度のままのため、BDの真の実力を味わうことができないでいました。
去年の暮れに一度最新のプロジェクターとAVアンプを買おうとしましたが、メール事故のせいかショップとうまく連絡が取れず、買いそびれていました。
今年になってからはずっと仕事で忙しくて、プロジェクターとAVアンプの買い換えは先延ばしに。
つーちゃんが200万もするハーレーを買ってしまったのでそれに触発され、やっと購入を決断。
価格ドットコムで調べ、最安値でかつユーザー評価の高い店を選び、代引きで注文。

プロジェクターは反射型液晶パネルで評価の高いビクターのDLA-HD350-B。
AVアンプはアップコンバーターの性能と入出力端子の数などを考慮して、デノンのAVC-3808A。
それに加えHDMIケーブル10mをアマゾンで買いました。
しめて51万円ぐらい。つーちゃんのハーレーに比べたらささやかですが。

22日には機械が届いたのですが、デッキとAVアンプをつなぐのも短いHDMIケーブルが必要なことに気付き、つくばの石丸電気に行きました。
パナのBD/HDDレコーダーはBDソフトを視聴中に録画予約が始まると、BDの再生が強制終了してしまい、非常にいらつくので、店先でパイオニアのBD再生専用機をHDMIケーブールとともに購入。

パナのBD/HDDレコーダーとパイオニアのBDプレーヤー、Xbox360をAVアンプにつなぎ、とりあえず視聴できる状態に。
BDで「スカイ・クロラ」「ステルス」「マトリックス・リローデッド」を観ました。
マトリックス以外は未見だったので、画質・音質を味わうよりストーリーを追うことに意識が行ってしまったせいか、あまりBD環境の威力を感じませんでしたが、何度も観ているマトリックスは絵がぜんぜん違っていました。
ほんとに毛穴まで見えます。音質もすばらしい。
へたすると映画館で観た時よりきれいかも…?
このあと「ターミネーター2」を観てみます。はたして渋谷の大スクリーンで観た時の体験にどこまで迫れるか。
「ロード・オブ・ザ・リング」のBD版が楽しみです。


>銃夢BBS
>Ivanさん
> ガリィがS・ノヴァに負けてから、ツングースカ食って復活するまでの、
> ガリィのインナースペースでの葛藤はいずれ当然描かれるんですよねー?

Ivanさんはコミックス派ですか。
狂博士さんのレスの通り、今月号である程度の答えが描かれています。
これがコミックス14巻として発売されるのは年末ぐらいになるので、気を長くして待ってください。
14巻の大部分を占めるザジのエピソードは、だいぶ前、銃夢LO 3巻のLADDER議会での伏線に沿ったエピソードです。
このように、銃夢LOはものすごくゆっくりと事が進むので、長い目で見てやってください。

2009年6月21日日曜日

G5帰還。

これだけ全国各地にオタマジャクシが降っているというのに、なぜ田んぼだらけの茨城には降らんのだ。
降ってるけど、田んぼに落ちてしまって誰も気がつかないだけなのか。
ここで田んぼのない東京のど真ん中にたくさんオタマが降れば、ストレンジネス度が上がってフォーティアンとしてはウマーなのだけれど。


つーちゃんついにハーレー来ましたか。
うらやまち〜。
今回のつーちゃんの大型免許教習→免許習得→ハーレー購入の行動の素早さには脱帽っすよ。
安全運転してくれよ〜。

>銃夢BBS
>645号さん
>先日分、ゆきと帳にありましたキャラの顔の件ですが
>私は全く気付きませんでした。

気がつかなければそれで良しです。
(ちなみに一番苦労したのは2カ所ある落書きみたいなコマ。10回以上直しました。)
ラフ〜下書きの段階ではもうめちゃめちゃだったんですが、ペン入れして、さらにそれを印刷してしまえば、もうほとんどボロが出ない。それがプロの技。ということで。
今ウルジャンでマンガ家の作業を動画で記録するプロジェクトが進んでいるのですが、これによって舞台裏のごまかしがすべて白日の下にさらされてしまうのかと思うと、戦々恐々です。


先月死亡して修理に出していた、PowerMac G5がやっと戻ってきました。
6月の頭に一度カトー電気から電話があって、マザーボード交換で工場から戻ってきたG5をチェックしてみたところ、メモリーを認識しないという症状があったため、再修理で工場に戻したとのこと。
カトー電気の修理窓口を通すことで、余計に手数料や時間がかかります、と説明を受けていたのですが、手数料分の仕事はちゃんとしてくれたようです。
結局丸一ヶ月かかってG5が戻りました。

起動ディスクの中身を消去する許可を電話で取り付けられていたりしたので、ディスクの中が空っぽなのを覚悟していたのですが、HDDの中身やデスクトップ環境は以前のままでした。

ただPhotoShopをはじめとするAdobeのソフトがライセンス認証のダイアログが出てしまって、立ち上がりませんでした。
PhotoShopCS2はまだアクティベーションする仕様になっていないので、もしかするとハードウェアのIDを検出していて、マザーボードが変わったせいで別のマシンと認識しているのかもしれません。

今後はメインの作業はMacProで行い、G5はクラシック環境を使う時だけの補助的なものにしようと思っているので、支障はないと思いますが。

2009年6月19日金曜日

銃夢/銃夢LOの電子書籍化のこと

皆さんお久しぶりです。
今回の仕事は〆切が通常通りだったので、余裕を持って31p上げられました。
室内での会話のシーンがメインだったので、バストアップ構図が多くて、構図が単調になって苦労しました。

最近またキャラの顔のデッサンが狂ってきてる感じがする。
一度デッサンの整合性がとれるようになっても、たくさん描いているうちにまたアライメントがバラバラになってきます。
そのへんは、使い続けていると狂いが出てくる機械と同じ自然現象なんです。
機械の場合は調整用のネジを締めたりパーツを交換したりしてアライメントを直せますが、人間の場合は調節用のネジはないということが違う点…。
自分の認識のアライメントが狂っている場合は、どうにも直しようがないことが多い…。
少し時間をおいて見直すことで、デッサンの狂いを認識してなんとか修正するのがやっと。

それにしても、自分はほかの作家に比べても、デッサンの調子の波が不安定なような気がする。
デッサンのボロが出ないようなキャラのフォルムや構図を研究した方がいいのか…。


>銃夢BBS
銃夢/銃夢LOの電子書籍化についての皆さんの意見、興味深く見させていただきました。
多少は賛成意見もあるかなと思ったのですが、ここに集うコアなファンの皆さんは軒並み否定的ですね〜。

もう5年くらい前になりますが、トミタさんにマンガの電子書籍化(具体的にはマンガのネット・携帯電話での配信)について意見を聞かれました。
他の作家さんの作品をネットや携帯で配信するサービスの可能性を集英社がさまざまに模索・研究することには僕は賛成であり、積極的に行うべきだと提案しました。
一方で、僕自身の作品はネットや携帯での配信はまだしたくない、と言いました。
理由は、現時点でのネットや携帯でマンガを読む時のユーザーエクスペリエンス(読書体験)が僕の必要としている基準に達していないからです。
逆に言えば、今後のネットや携帯の環境の進化の度合いによっては、僕の作品の電子配信のGoサインを出すこともあるということです。

過去何度か電子配信のオファーがありましたが、上記の僕のポリシーを担当編集者が熟知しているので、すべて拒否しています。
また、銃夢は映画契約の敏感な問題を含んでいるので、集英社が僕に無断で配信してしまうようなこともないです。
唯一の例外は、僕の作品のフランス語版を出しているフランス・グレナ社で、オンラインでの試し読みを許可しています。

僕は集英社ではもっとも早くからデジタルデータ入稿をしている作家の一人なんですが、技術的にはデジタル原稿をネット配信するのは非常に簡単な手続きですむので、電子書籍化のアイディアが出てくるのは必然でした。
しかし結局のところ、その作品がどんな読者層に向けて作られているかによって、電子書籍化に適しているか、不適か、が決まるものと思います。

2009年5月25日月曜日

「人類が見る夢はたった12種類」

> 銃夢BBS
> Ivanさん
> ならばイグレックのスペックを教えてください。
> 彼の真の実力がわからないうちは、想像したくても困難だと思います。

漫画の中で描いたことがすべてですよ。
スペック表を見比べただけで勝敗が決まるのなら、この世に試合など必要ありませんな。
┐( ̄ヘ ̄)┌ 


ちょっと前の記事ですが、アメリカの心理学者が人類の見る夢のパターンを12種類にまとめたそうです。
その12種類を引用しますと…。

■12種類のシチュエーション
1: 憧れの人や映画スターと抱擁していたのに、なぜか猛獣や怪物などの恐ろしいものに追いかけられる夢。

2: 大病が癒えて新たな人生を歩み始める希望に満ちあふれていたのが、また大病や大けがをする夢。

3: 自動車などのブレーキがきかないという悪夢。

4: 豪邸や高級品をゲットしたはずが、また財産をなくしたり家を火事で倒壊する夢。

5: 試験に合格する嬉しい夢と、試験に落ちる悪夢。

6: 自由に空を飛びまわっていたのが、落下して海に落ちる悪夢。

7: 綺麗な衣服やアクセサリーを身につけていたのが、なぜか公衆の面前で裸になって恥をかく夢。

8: 電車や飛行機に間に合ったと安堵していたら、ちょうど出発して乗れない夢。

9: 亡くなった親友や身内と電話していたが、電話が突然途切れてしまう夢。

10: 楽しく観光していたら地震がおこり、火災や事故に巻き込まれる悪夢。

11: 欲しかったものを手に入れるが、道に迷い、物を落として、二度と見つけられない夢。

12: 亡き身内を夢でみた後、本当に霊となって出てくると思ってしまう(よいか悪いかは人それぞれ)。


僕のケースで鑑みてみると、なにかに追いかけられる夢と、知らない土地で迷子になる夢は子供のころよく見たなぁ。
これはケース1とケース11に当てはまりますね。
僕が現在でもよく見る夢のパターンは、現実に存在しない土地でA地点からB地点へ移動しなければならない、というパターンです。
現実には存在しない土地なんだけど夢の中ではよく知っていたり、土地勘のある場所からほんの少しはずれたところからスタートしてどこかに帰ろうとしていたりするシチュエーションが多いです。
これもたぶん迷子の夢のバリエーションですね。

でも、ここに上げられているケースに当てはまらないのも多いなぁ〜。
「新人の宇宙刑事になって、裏切り者の宇宙刑事とコンバットスーツを蒸着して戦って敗北」とか、力石やディオと戦う夢とか、UMAやUFOや観音様を目撃してワーイ!!という夢とか。
最後の「UMAやUFOや観音様を目撃」っていうのはやはりケース11の「欲しかったものを手に入れる」というシチュエーションの変形でしょうか。
こういう素っ頓狂な夢は、二十歳前後のころによく見ました。
最近はさすがに見なくなりましたね。

最近見て印象に残っているのはこんな夢。

夜。なにやら大きな駅のプラットフォームにいる。他に人はいない。
ところが、いたる所ゴミの山。コンビニ袋やビニール袋に包まれたゴミがいたる所に積まれ、足の踏み場もなし。
電車が入ってくる。停止してドアが開く。
しかし中はいっぱいにゴミ袋が詰まっていて、乗ることができない。
どこかに行かなければならないという動機もなかったので、ただ唖然とゴミ列車を見つめている。
「この世もいよいよ終わりだな。」とあきらめにも似た気持ちで思う。

…という変な夢でした。
強烈な恐怖や絶望感を呼び起こすようなものではなくて、ただ淡々と静謐な終末感が印象的でした。
実際に世界が終わる時は、予言や映画に描かれるように劇的に終わるのではなくて、こんな風にゆっくりと人が減ってゴミが増えて、けれども電車は動く…みたいに終わるのかもしれないですね。

2009年5月24日日曜日

UJ漫画賞の審査員

※お知らせ※
スクリーンセーバー「銃夢名言集ver.2.0」がダウンロードできるようになっています。
右のナビゲーションの「ゆきとのFLASH部屋」からダウンロードページに行けます。
ぜひ使ってみてください。

> オクテットさん
> 290ページにUJ漫画賞募集開始と書かれているのですが
> 第六回の審査員はゆきと先生ではありませんか!
> 今月号のページ数があらかじめ少なかったのは漫画賞の準備の為ですか?

いや、今月のページ数が少なかったのは、単に僕の怠惰のせいでネームが遅れたのが原因です。
(^-^;)

UJ漫画賞の審査員のお話は去年初めからあったのですが、昨年はなぜか結局審査の仕事は来ませんでした。
審査の仕事を引き受けるタイミングもなかなか難しいものでして、
僕の場合、コミックス化の作業などが入る時期を避けてもらうようにお願いしています。

実際のところ、漫画賞の審査員などという偉っそ〜な仕事を全うする自信はまったくないのですが、
キャリアだけ見れば僕もベテランマンガ家だし、40過ぎのおっさんになったので、多少は社会的責任も果たさねばならんな〜と思い引き受けた次第です。

UJ漫画賞の選考はほとんど編集部で行い、優秀な作品いくつかを僕が目を通して論評する、という形になります。
はたして僕にちゃんと審査員がつとまるのだろうか…。「萌え」とか最近の流行りはまったくわからんし…。
期待と不安でいっぱいです。


> うるふさん
> 木星チームと金星チームが決勝でぶつかっていれば
> どちらが、勝っていたのでしょう?
> 皆さんはどう思われますか?

ウチでも、金星戦編を描いている最中、この話題が出ました。
アンケートフォームを作って集計したいな〜と思ったり。
ぜひ皆さんの意見が聞きたいですね。(^_^)

2009年5月20日水曜日

ゆきと帳をリニューアル。

ゆきと帳をリニューアルしました。
Bind2.5のSYNCという機能を使い、Googleのブロガーで作ったブログを貼り付けています。
前の記事がすぐには消えないので、気軽に書きこみやすくなりました。
また、前のゆきと帳ではできなかった日本語混じりのURLが使えるので、最近のアマゾンやWikipediaのローカルページアドレスのリンクがちゃんと張られるようになりました。

前のゆきと帳も、アーカイブに整理するまでの間は残しておきます。
右のナビゲーションから見ることができます。


さて、修理に出したPowerMacG5。
昨日見積もりの電話があり、7万2千円かかるとのこと。
G5は中古が20万円前後で取引されているので、7万2千円ぐらいなら許容範囲内なので修理続行をお願いしました。
しかし、G5は発売されてかなりたっているため、来月6月10何日をもってアップルで修理の受付ができなくなるとのこと。
そのため、今回の修理から戻ってきてすぐにまた具合が悪くなっても、修理の受付ができないと言われてしまいました。

外見の傷みがまったくないのでわかりませんでしたが、G5もいよいよクラシックマシンか〜。
今後の対応を本気で考えないといかんな〜。(−_−;)

2009年5月17日日曜日

PowerMacG5突然死。


5月最初の書きこみです。

>銃夢BBS
>コナ武道さん
>海老の空手家(すいません名前を忘れてしまいました。)が
>表紙で持っている物は楽器なのでしょうか。気になります。

架空の楽器です。詳しいことは近日ギャラリーにアップされる予定の解説文を読んでください。



今回の仕事なかばにさしかかったころ、それまで快調に動いていたPowerMacG5がフリーズ。
よくあることと、強制終了して電源入れ直すも、電源ランプはつくものの起動しない。
起動音もアップルマークも表示しない。
青くなり、なんども強制終了→電源再投入を繰り返したのですが、ど~しても復活しない。
どうも、マザーボードレベルで故障したようです…。

しかたがないので、SATA接続の内蔵ハードディスク×2を取り出し、こういう時のために用意してあるMacProに内蔵。
作業データ類を別のHDDにコピーし、MacProの作業環境をG5と同じようにカスタマイズしながら(これがけっこう面倒くさい)、マンガの制作作業を続行。
最大の問題は、MacProではクラシック環境が動かないため、デジコミツールズの集中線フィルターが使えないこと。
またPowerTone3もインストーラーがMacOS9用なので直接MacProにインストールできないことが判明。

最近使ってなかったPowerBookG4にデジコミツールズをインストールし、MacProのボリュームをマウントしてLAN経由でPowerTone3をインストール。
ただそのままではどういうわけかPowerToneをPhotoShopが認識しなくて困りましたが、セルシスのサイトからアップデータを入手して当てることで解決。

マンガのデジタル仕上げ作業では、MacPro上でPhotoShopCS2をロゼッタ環境で使用。
(CS3~CS4はインターフェースが使いづらすぎるので使わない。)
実際に使ってみたところ速度や安定性も問題なく使えるようです。
集中線フィルターが必要な時は、脇に置いてあるPowerBookG4のPhotoShopエレメンツに移して処理。

今回はとりあえずこのやり方でなんとかなりましたが、先のことを考えるとど~にかしないと。
仕事終了後、G5は修理に出しました。



仕事終わってから、ずっとスクリーンセーバー「銃夢名言集」ver.2の制作に取り組んでいました。
同じイメージが連続表示しないようにするシャッフルエンジンを実装し、セリフや背景画像を追加。
近日ダウンロードできるようにします。


しかしFLASH CS4はインターフェースが変わりすぎてしまって使いづらい…。
おまけにヘルプがオンラインで重くてたらい回しにされる作りでウンコ。
最近のAdobeは少し反省した方がいいな。