2013年8月21日水曜日

皆さんお久しぶりです。暑いっすね〜。
「40°越えとか、どこのインドだよ…」と思ってたら、実際のインドの方が気温が低かったとか、ありえないっすね〜。

★近況報告★

・ユキトプロでパズドラ(パズル&ドラゴンズ)ブームの嵐。僕は4月頃からやり始め、iPadを持ってるツトムや笑也さんも2ヶ月ほど遅れてやりはじめた。

・私用のiMac(21インチ)を購入した(7月頭)。


・同時にAppleTVを購入し、iTunesでビデオをレンタルして十本以上見まくった(7月中)。AppleTVはMac本体にダウンロードしたキャッシュデータを無線LANで飛ばし、つないだシアターシステムで視聴するという方式。最初の数本は遅延なく快適に視聴できたのだが、うまくいかないときは3分おきに映像が止まってしまう。

・iMac購入直後にインターネットのルーターが壊れた。無線LAN装置の故障かと早とちりして、AirMacをもう一台購入したのだが、実は古い方は壊れてなかった。ルーターを交換。無線LANの設定を初期化してしまったのでぜんぶやり直し。

・「地球防衛軍4」(Xbox360)をやった(7月中)。非常に面白かったのだが、一部の敵のクモの糸が障害物を貫通するのをどうにかしてほしい。PS3版は7月初めにアップデートがあったらしいが、Xbox360版はなぜアップデータが出ないのか。

・上記ルーターを交換したため、ローカルLANのIPアドレスが変わってしまい、ネットワーク接続のスキャナーとプリンターが使えないという事態が発生(8月頭)。サービスの人を呼んで再設定してもらった。

・8月の仕事を無事終了後、映画「パシフィック・リム」をみんなで観た。黒人司令官とロシアのロボット「チェルノ・アルファ」がかっちょよかったっす!詳しいレビューはツトムの日記を参照。

・翌日、笑也さんと映画「ワールド・ウォーZ」を観た。パニック映画として面白かったけど、あまり残虐描写はなく、ホラー映画という感じではないな。

【本のレビュー】

「七つ橋を渡って  琉球怪談 闇と癒しの百物語」 小原猛 著


「新耳袋」や「「超」怖い話」系列につらなる「実話」怪談集。
はじめに断言しておこう……
「新耳」や「超怖」が好きな人は読んで損はない!
「怪談ジャンキー」を自称する者ならば絶対に読むべき!
ここ10年に僕が読んだうちでは実話怪談本の最高傑作ではないか…
そんな思いが日に日に強まっている。

沖縄各地で取材した話が100話。テーマごとに7つの章にまとめられている。
文章は読みやすく、エピソードは短く簡潔で、黄金期の「新耳」を思い起こさせる。
そして沖縄独特の風土やユーモラスな方言、ユタやウタキといった信仰、沖縄戦の記憶などが本土の怪談にはない味わいを出している。

内容は実に多彩で、普通に幽霊を見た話から、説明のしようのない不思議な話、土地にまつわる祟りの話、妖怪の話、ほのぼのする話、グロい話、純粋に怖い話、泣ける話まで、さまざま。
良くあるような幽霊を見たような話でも、どこか読み手の常識に逆関節をかけられるような印象の話が多く、それが沖縄の風土のゆえなのか、著者の構成の妙なのかは定かではないが、怪談好きとしては快感に悶えることになる。

「カエル人間見て〜!!」(第七十八話「カエル人間、現わる」)などと笑ったりびびったり感心したりほのぼのしたりしながら読み進めて、第九十一話「待っている」で、泣いた。
沖縄戦で子供、親類縁者すべてを亡くし、戦後最愛の奥さんも病気で亡くした人の話。
人生、家族、愛情、戦争と平和について考えさせられた。

ただひとつ残念なのは、地元の小さな出版社のため、本土からはAmazonなどの大手通販業者で気軽に買えないことだ。(Amazonでは中古品が出品されているが、新品よりも高い!)
リンク先の公式サイトから注文できるが、支払い方法が郵便振替のみと、手軽とは言いがたい。
紙の本の大手流通が無理なら、電子書籍化を希望する。