2010年9月30日木曜日

レス。

※お知らせ※
木城ゆきとは講談社に移籍し、銃夢LOの連載はイブニングで再開します。
掲載時期はまだ未定です。
集英社から刊行中の銃夢新装版は予定どおり刊行されます。

> 銃夢BBS
> うりやさん
> つまりこれからは月に二回ペースで読めるわけですか?

月イチ連載になる予定です。
基本はウルジャンの時と同じで、21〜31p(奇数ページ)でやる予定です。


> ミラーさん
> 通常の人間(しかもお子様)ならば、この場合の状況では、
> 頑張って自分なりにウサギの形を再現するという選択肢しか無いように思われ
> るのですが、いったいどういった理由でオリジナルの怪獣なんて作っちゃった
> んですかね?

当時の記憶がないのであくまで推測ですが…
僕は学校にいたころは、ほかの教科はてんでダメでショボーン(´・ω・`)と
している子だったんですが、図工・美術になると
「俺の出番がキタ━—━—━—(゚∀゚)━—━—━—!!」と目が輝く子でした。
特にほかの生徒がいやがる「自由課題」は独壇場でした。
それでもって、幼少時ほどマイペースだったみたいです。
それから想像すると。

> せっかく創造するチャンスなのだから、自分の好きなものを創造したいと思ったのか、
> 「ウサギを作れ」で「ウサギを作る」なんて当たり前過ぎると考えたのか、
> 先生に「わ~、すごいね~」と褒めてもらえると思い込んじゃったのか、
> 『自分自身の為に...』なのか、

おそらく一番目の「せっかく創造するチャンスなのだから、
自分の好きなものを創造したいと思った」が正解だと思われます。

二番目は「当たり前過ぎる」という常識がそもそもまだ備わってなかったと思われますし、
三番目の「褒めてもらえると期待した」というのもたぶんないかと。
子供だから褒められるのはうれしいに決まってますが、僕は大人の顔色をうかがって行動する子供ではなかったようなので。

たぶん「粘土で怪獣が作れる」と思った瞬間、ほかのものや言葉がいっさい目や耳に入らなくなったのではないかと。
変わった子供だったらしくて、親もずいぶん心配してました。

2010年9月23日木曜日

報告8。移籍決定。

昨日(22日)、講談社イブニングの担当編集のテラダさんと編集長がつくばにお見えになって、お話をしました。
いくつかの確認事項の話し合いのあと、僕は正式にイブニングに移籍することに決定しました。
銃夢LOの連載はイブニングで再開します。
スケジュールはこれから相談するので、連載の掲載時期はまだ未定です。

ファンの皆さんには大変ご心配をおかけしました。
たくさんの励ましのメールや掲示板のコメントをいただき、あらためて銃夢、銃夢LOがたくさんの方に愛されていることを認識しました。
今回の件では僕自身、心の奥深いところで傷を負ったようなので、すぐに全開バリバリの仕事ができるかどうかわかりません。
なるべく早期に立て直して、ガリィたちの物語を皆さんにお届けできるようにがんばります。

2010年9月18日土曜日

報告7。

※お知らせ(再掲)※
次回ウルジャンの銃夢LOは休載します。
再開は未定です。
理由はお手数ですが、ゆきと帳の過去の書きこみを参照してください。


昨日つくばでトミタさんと会いました。
トミタさんは今夏期休暇中で、ずっと昔に買って1枚だけ残っていた高速バスのチケットを使って会いに来てくれました。
トミタさん相変わらず元気そうでしたが、あと2年で定年退職だそうです。

詳しいことはトミタさんに迷惑がかかるので書けないけど、僕の立場に理解を示してくれました。
(T_T)
………………………

これだけではなんなので、最近思い出して、トミタさんにも話した僕の昔のエピソードを書きます。

僕が幼稚園の時のこと。
僕自身は憶えてなくて、アルバムの写真を見ながら母親が語ってくれたエピソードです。

園児が粘土で立体物を作りそれを窯で焼いて、父兄が参観するというイベントがあったそうです。

この粘土造形には「ウサギさんを作りましょう」というテーマがあったらしいのですが、当時怪獣狂いだった僕は話を聞かずオリジナル怪獣を作っていました。
園児の作業を見て回っていた先生が、一人だけ謎なモノを作っている僕を見つけ、「ウサギさんはこうでしょ」と勝手に手を入れてウサギにしてしまったらしいのです。

非常に内気でおとなしかった当時の僕は、その場ではまったく抗議の言葉を上げたりはしなかったらしい。
そのかわり幼稚園を登校拒否。
母親がやっとの事で僕から理由を聞き出し、上記のことが判明。
母親が幼稚園に抗議して、先生が謝りに来たそうです。
それで僕はやっと機嫌を直して、再び幼稚園に通うようになったそうです。

この話をふと思い出して、「ああ〜、俺って幼児の時から本質的にはなにも変わってね〜なぁ」と思いました。

2010年9月16日木曜日

作画撮影


※お知らせ(再掲)※
次回ウルジャンの銃夢LOは休載します。
再開は未定です。
理由はお手数ですが、ゆきと帳の過去の書きこみを参照してください。


> 銃夢BBS
> 南さん
> 以前集英社のコンテンツとしてそういった動画を作ろうという話もあった、
> と記憶していますが

つーちゃんも書いてますけど、銃夢LO100回の時に撮影したんですよ。
上のはそのときの写真。日付は5月31日。
物々しい撮影機材は、後々のコンテンツ資産として残すため、ハイビジョンで撮るためだとか。

撮影の日はバタバタして大変なので、あらかじめネームの時からスケジュールを調整して。
撮影する絵のモチーフも重要なので、ガリイが活躍するこの回を選んで、ネームもそれを意識して進めました。
撮影当日はまだ酷暑になる前で、クーラーを入れなくても快適な気候の日でした。
紙の原稿に下書きからペン入れするまでの作業を撮影。
PhotoShop上でデジタル仕上げするまでを動画キャプチャー。
簡単なインタビュー形式での受け答えもしました。

その一週間後にあんなことになるとは…。
何事もなければ今年後半ぐらいにウルトラジャンプエッグなどで公開する予定でした。
現在こんなことになったからには、残念だけど撮影した映像素材は破棄してもらうしかないな。


>kawamura君
>Tシャツかっこええ。

そういえばTシャツのサンプルもらってないな〜。
ホームドルークさんどうしたんだろう。

2010年9月5日日曜日

レスのフォロー

※お知らせ(再掲)※
次回ウルジャンの銃夢LOは休載します。
再開は未定です。
理由はお手数ですが、ゆきと帳の過去の書きこみを参照してください。


> 銃夢BBS
> ミラーさん
> あの感動が誤植によるものだったなんて....

違いますよ。
「汝この世にていくるべし」が僕の書いたセリフで、「いきるべし」が誤植です。
手元にガラ刷りが見当たらないので確認がとれませんが…。


> いどマジンさん
> 最終刊を二つに分けるわけにはいかないのでしょうか?
> 『ナノマン樹』のお話と、LOにつながるお話の二冊で・・・

何十万部も売れるマンガではないので、紙の本では無理でしょう。
電子書籍ならそういうエクストラも可能だと思いますが。


> aosisoさん
> 結局、集英社の銃夢新装版は何巻まで出るのでしょうか?
> 途中で止まってしまうのですか?

銃夢新装版は全7巻です。
ちゃんと最後まで刊行されます。

2010年9月4日土曜日

レスなど。

※お知らせ(再掲)※
次回ウルジャンの銃夢LOは休載します。
再開は未定です。
理由はお手数ですが、ゆきと帳の過去の書きこみを参照してください。


>銃夢BBS
>銃夢初心者さん
> もし、オリジナルの銃夢が問題が無いとなった場合は講談社からオリジナルの
> 銃夢新装版が発行されることはあるんでしょうか?

今はまだ確定したことはなにもないので、可能性の話として聞いてください。
現実問題として、集英社版銃夢新装版が市場に在庫が残っている間は、講談社から紙の本として銃夢が発行される可能性は低いです。
そういうわけで当面の間は紙の本としての銃夢は集英社版銃夢新装版だけだと思われます。
集英社版銃夢新装版は増刷しない方針なので、少し経つとレアな本になるかもしれません。

講談社は電子書籍に力を入れているようなので、銃夢LO以外の僕の既刊単行本は電子書籍で出る可能性が高いです。


>ミラーさん
> 物語の最後あたり、スネブにモーターボールが語りかけるシーンがありますが、
> その時、「汝この世にていくるべし」(記憶が確かならば)という表現をされていました。
> しかし後に買った単行本のそのシーンでは、「いきるべし」になっていて少し違和感を
> おぼえたのですが、どういった理由でこうなったのでしょうか?

よく憶えてませんが、セリフを変更したりはしなかったはずなので、単なる誤植でしょう。
「灰者」と「水中騎士」2巻は単行本編集者がたわけで誤植の嵐でした。
その後、雑誌掲載時の写植データを単行本化の時に流用するようにしてミスをなくするようにしたり、紙焼きを僕がチェックしたりするように改善しました。


>ゆりりんさん
>因みに先生は、日本酒好きですか?

いや〜僕はまったくお酒はダメなんです。(^-^;)
お気持ちだけありがたくいただいておきます。