2009年7月27日月曜日

対機械化格闘の件

今はネームの真っ最中なので、本当はゆきと帳の書きこみとかしてる時期ではないのですが、想像力を刺激される書きこみがあったので…。

銃夢BBS
>コナ武道さん
>いつも考えるのですが、クズ鉄町の半機半人の科学力で、
>地球外規模の科学力に勝てるのか。ということです。(木星とかのこと。)


軍事作戦レベルで考えると、クズ鉄町の住民がいくらがんばっても宇宙世界の軍事力にはまったく対抗できないでしょうね〜。
銃夢LO10巻でS.ノヴァがNEWORDERによる地上制圧作戦計画を話しますが、仮にこれが実行されたら、イラク戦争でアメリカ軍がバクダッドを制圧したより簡単にクズ鉄町は更地にされてしまうでしょう。
クズ鉄町は重火器が規制されていることもあるので、サイボーグ武術が盛んだといっても、それは特殊な環境の内部でのこと。
たとえると、江戸時代とか戦国時代の日本に最新装備のアメリカ特殊部隊が投入されるようなものですかね〜。
火縄銃や日本刀でも当たればアメリカ兵を殺せますが(防弾アーマーとかに防がれない場合限定ですが)、奇襲やゲリラ戦で多少の損害を与えることはあっても、戦局を動かすほどにはならないでしょう。

では、個人対個人の比武のレベルで見た時はどうでしょう。
銃夢LOに登場する標準的なザコとして、4巻冒頭に登場するペインのエージェント(ジローを追っていた二人組のスキンヘッド)を俎上に上げてみます。
こいつら相手だと、旧銃夢に登場したたいがいの格闘キャラ(ジャシュガンはもちろんのこと、アルムブレスト、アジャカティ、クライブ李、フォギア、ハンター時代のザパンとか)でも勝てるでしょう。
ただ元軍人ペインの部下なので、本気モードでは銃火器を使ってくる可能性が高く、そうなると勝てるキャラは限られてくるでしょうが…。

同じく4巻、初期空手チーム先鋒の牙鼻人あたりが相手になると、旧銃夢に登場したキャラで勝てるヤツはだいぶ少なくなってきます。
GRシリーズを除くと、牙鼻人に勝てるのはジャシュガン、電ぐらいでしょうか。それも楽勝というレベルではなく、ボロボロになった末の辛勝というイメージですね〜。
相手が刀耳になると、旧銃夢のキャラで勝てる者はいないでしょう。

比武の場合、ルールやシチュエーションも結果を大きく左右します。
たとえばザジがモーターボールのルールでジャシュガンとやったら絶対かなわないでしょうが、銃火器OKのZOTTルールならばジャシュガンはまったくザジに勝てないでしょう。

銃夢LOの宇宙世界では、このように技術的にも物理的にもジャシュガンや電をはるかに超えた戦いが行われていますが、だからといって彼らの偉大さは決して色あせない。
相対的な強さと精神的な偉大さは別のものだということです。


では、僕はネームに戻ります…。

2009年7月22日水曜日

ゆきとの書斎更新しました。

※お知らせ※
何年かぶりに「ゆきとのメイキング」の「モノクロ原稿のデジタル仕上げ」に応用テクニックを三つ追加しました。
作中で使用した3DCGモデル画像ギャラリーも新しく開設。
さらに、先日追加したばかりの「ゆきと帳過去ログ倉庫」に2008〜2009年5月分までを追加。
旧ゆきと帳の書きこみはすべてアーカイヴしたので、それに伴って旧ゆきと帳のリンクを外しました。
ヒマがあったらご覧ください。


今日の皆既日食、関東地方はあいにくの雨で見られませんでしたね〜。残念。

BBS
>Ivanさん
>児ポ法
>自民党がヲタクの味方ではないことが、この一件でバレバレですよね。勝てよ民主党!

いや〜、民主党もちょっと。(^-^;)


>山城うなぎさん
>木星に地球サイズの隕石が衝突?!
>シュメーカーの時もそうですが隕石衝突後粉じんが巻きあがったのは木星が地殻天体だからか?!
>太陽も地殻天体説を唱えられてるらしいが
>あ○か先生~助けてー

うなぎさん、ムー読んでますね〜。(^-^;)
しかしシューメーカーレビー彗星から15年で大衝突とは、木星にはものすごく頻繁に大衝突が起きているということですね〜。
やはり大きくて重力も強いので小天体を引き寄せやすいんでしょうか。

2009年7月20日月曜日

ゆきと帳過去ログ倉庫追加しました。

恐怖プリーズ夏恒例のスペシャルコンテンツがアップされています。
しかし、さすがにネタ切れ気味で、今回は僕の提案による本のレビューという軽い読みものになってしまいました。
感想・ネタなどあったら、掲示板に書きこんでください。

ゆきと帳過去ログ倉庫に2005年〜2007年分を追加しました。
あとページがあまりに殺風景だったので、FLASHでタイトルバナーを作ってみました。
右のナビゲーションから、または「ゆきとの書斎」から行けます。
今、何年かぶりの銃夢LO技法解説のページを作っています。
今週中にはアップしたいです。


以下は時事ネタ。


イギリスのお話。すんばらし〜先生ですね。(^_^)
ただコンセプトはよかったけど、アブダクションというのはちょっと衝撃的すぎたか。



他人ごとじゃないっすね。
水中騎士はアシカがフルチンで走り回るからNG。
旧銃夢もシュミラの入浴シーンがあるからNG。
銃夢LOは…ガリィの裸はNG??
ろくでもね〜な。
僕はこの記事の森永卓郎という人の意見に全面的に賛成です。
マンガ・アニメ・ゲームは専用の特別法を作って保護・育成すべき。

2009年7月16日木曜日

やはりT2は名作だった。

暑いですね〜。関東はもう梅雨明けしたようです。

今月は仕事が早く上げられたので、ゆきと帳の過去ログをまとめる作業をしています。
既出のネタとはいえ、一つ一つ手作業でコピペして体裁を整え、リンクを張り直すルーチンワークはけっこうしんどいです。
MacBookProの突然の不調(熱暴走?)でフリーズしたりしてなかなか進みません。
時間があったら、久しぶりにマンガ制作テクニックに新しい項目を追加しようと思ってるんですが…。


先月の話になりますが、ブルーレイで「ターミネーター2」観ました。
「T2」は渋谷の大劇場でツトムや川村君たちと観た時の衝撃的な体験があって、その後レーザーディスク、DVDと買って観ましたが、とうてい劇場の体験におよばなかった。

>kawamura君
>T2レーザーディスク版がめちゃくちゃ綺麗なんですよ。

それはもしかするとハイビジョンLDかな…?
90年代中頃、通常解像度のレーザーディスクとは別に高解像度のハイビジョンLDというのが出てました。
プレーヤーが50万円ぐらいして、それを再生するハイビジョンテレビ(当然ブラウン管)は100ン万円という、雲の上の世界。
当時民生用プロジェクターでハイビジョン解像度のものはなかったと思うけど、三管式のプロジェクターだと300万円以上して筐体の大きさも小型冷蔵庫なみと、もはや人知を越えたレベル。

その頃に比べると、それ以上の性能の機械をはるかに低コストでそろえられるようになったわけですから、いい時代になったもんです。

で、本題に戻りますが、ブルーレイで観たT2はどうだったのか!?
実にきれいだった!!
90年代初めの映画ですから最近の映画のようなシャープさは元々ないんですが、フィルムの粒子感までが見分けられました。
色の発色やコントラスト、暗部階調もすばらしい。
何よりも違いに驚いたのは音。大劇場のスケール感には及びませんが、深みがあってボリュームを上げても耳障りにならない。
(音に関してはBD云々と言うよりも、単純にアンプの性能のおかげかもしれません。録画しているデジタル放送のアニメや、Xbox360のゲームも音が段違いになってました。スピーカーは同じなのに、これほど変わるものかと呆れました。)

T2は冒頭の未来戦争のシーンで奥行き感に圧倒された記憶があるのですが、どうも僕の記憶が一部捏造されていたようです…。
画面手前にエンドスケルトンのT-800がプラズマライフルを乱射しながら進軍、その後方にハンターキラーが飛行、爆炎が上がる…という「絵」が僕の記憶にありました。
しかし、実際に観てみたらそんなシーンはありません。(^-^;)
「あれ?おかしいな」と思い、もう一度見直してみましたが、T-800がプラズマライフルを乱射して進軍するシーンと、ハンターキラーが飛行するシーンは別々のカットでした。
別々のカットが記憶の中で合成され、超スペクタクルな未来戦争シーンとなっていたようです…。

とはいえ、すぐに映像のきれいさ云々、記憶違い云々などどうでもよくなり作品の中に引き込まれました。
一分の隙もない構成、演出、プロット。
昔劇場で観たのとまったく同じ所で泣きそうになった。
今の映画ではまず見られなくなった、体を張ったスタントによるカーチェイス。
アクションシーンの美学とユーモア。
テーマの切り口。
僕が特に好きなのは、サラ・コナーが運命を変えようと、スカイネットの設計者となる予定のダイソンを暗殺しようとするくだり。
あれほど恐れ、憎んでいたターミネーターと同じことをしようとして、人間ゆえに暗殺できなかったという皮肉。
このへんのプロットは神がかっている。
T2は唯一無二の名作だということを再確認しました。

>kawamura君
> 俺にも観させて下さい。BRのDarkknightと300もってゆきます。
> ゆきとさんが持っていなければ、おみやげにbioのレオン主演映画持ってゆきます。

また遊びに来いよ。AVルームは狭いけど。
バイオハザード・ディジェネレーションはBD持ってる。