2010年5月16日日曜日

5月の書きこみ(1)-iPad予約しました。

いろいろと書くネタはあるのですが、煩雑になるので数回に分けて書きこみます。

iPad予約しました!!(^_^)
10日の深夜にアップルストアにアクセスしようとしたらビジーでつながらなくて、翌朝再度やってみたらちゃんとつながったので注文。
どうせ1年後にはもっといい新型が出るのはわかりきっているし、当分は日本語のコンテンツも貧弱なので、お試しのつもりで一番安いモデルを注文しました。

電子出版には一読者として、すごい期待を抱いています。
記事では電子出版のメインコンテンツとしてテキスト主体の小説などがよく取りあげられますが、僕は小説はほとんど読まないのでそっちはど〜でもいいです。
僕が個人的に今すぐにでも電子化してほしいのは雑誌。
毎月購読しているMacPeople、月刊秘伝、ムー、それから面白い記事があると買う月刊空手、月刊GUN、COMBATマガジン、ナイフマガジン、日経サイエンス、Newton、映画秘宝、等々。
これらはどんどんたまって場所も食うし、たまに資料を参照しようとしても行方不明。ということがしばしばあり、電子書籍化によるメリットは計り知れないです。

「秘伝」や「空手」などの武術専門誌では、今まで技をモノクロの分解写真で載せてたところを、カラーの動画で見せることができるわけだし(理論的には。コストなどはこのさい考慮外)、DVDなどもワンクリックで買うことができるかもしれないわけですよ(DVDの中身の動画をダウンロード販売する方がスマートか)。

ただIT関係の会社が出しているMacPeopleはともかく、ベースボールマガジン社や国際出版などの中小出版社がいきなりそんなハイテクメディアで出すノウハウがあるわけもなく、敷居がものすごく高いと思うんです。

そこでそういうソリューション、既存の出版物を電子出版に最適化するサービスの需要があると思うんです。
ああ。僕がマンガ家でなかったら、すぐにでもベンチャー起業してやっているところです。
でも僕はマンガを描かなければならないので、できないのです。
誰か代わりにやっておくれ!!
(僕が知らないだけで、もうそういうサービスはあるのかもしれないけど)

今日本の出版業界は、キンデルやiPadの襲来でビビリあがって、既存のパイを減らさないようにすることばかりに興味が向いてるような感じがしますが、むしろ逆です。
さらにパイが増えるチャンスです!!
物質としての紙は有限ですが、情報は無限です!!
出版社や編集者の役割がなくなるんじゃないかなどと不安がささやかれてますが、むしろその逆。
文章・画像・動画・広告・アプリケーション・ネットなどを縦横無尽に編集しプロデュースする人材が求められているのです。

…あ、ここまで書いてきて、マンガの電子出版について何も書いてないことに気がついた。
ん〜、読み手としての僕自身はあんまりマンガの電子出版にはあまり興味がわかないというか、別にあってもいいけど。という感じですね〜。
マンガが電子書籍になったからといってなにか新たな可能性が開けるかというと、特に期待するようなことはないですね。
せいぜい置き場所に困らなくなるぐらい?
モノクロのマンガに色がつくわけじゃなし、動くわけじゃなし(技術的にはどちらも可能ですが、ものすごくコストがかかるので、そんなオプションがつくのはごく一部のヒット作だけでしょう)。
「ベルゼルク」や「バガボンド」みたいな作品は物理的な本として手元に置いておきたいですし。
紙の本も電子書籍もどちらも選べるようになっているのがベターですね。

問題は、エロ・グロを含む日本のマンガがアップルのiPadで自由に販売できるのかということ。
レーティングやリージョンコントロール(販売地域制限)を整備した上で、自由に販売できるようにしてもらいたい。