2017年9月25日月曜日

仕事道具01-下書きに使う道具1

マンガのアナログ作業に使う道具について、記録として書いておく。
一通り記事がまとまったら、ゆきとの書斎にページを作ってまとめようと思います。

画像右側上から

・三菱ユニホルダー芯2B
ステッドラーの2B芯よりも線の乗りがよく書き味が柔らかい。詳細は下記参照。

・ステッドラー マルス テクニコ 芯ホルダー
製図用2mm芯専用ホルダー。芯は上の三菱ユニ2Bを使用。
人物などほとんどの下書きをこれで行う。以前は木の鉛筆を使っていたが、電動鉛筆削り機が壊れてしまったので試しに使ってみたところ非常によかったので続けて使っている。
木の鉛筆に比べて金属のホルダーなので若干重いが、鉛筆と違って、削っても軸が短くならないので常に適正なバランスで描くことができ、芯も残り2センチぐらいまで使えるので長い目で見れば鉛筆よりも経済的のような気がする。
芯は左の芯研器という道具を使って研ぐ。

・水色の軸のシャープペンシル
コクヨの0.7ミリシャープペンシル。ユニの「消せるカラー芯ブルー0.7ミリ」を入れて青線のあたりを入れたり、トーン指定をするのに使用。

・黄色い軸のシャープペンシル
パイロットの0.3ミリシャープペンシル。芯は三菱Hi-uniの2Bを使用。細かく精密な下書きをするときに使う。

・青い軸のシャープペンシル
同じくパイロットの0.5ミリシャープペンシル。芯は三菱Hi-uniの2Bをおもに使用。
下書きの主役は芯ホルダーに譲ってしまったが、ネーム、背景の下書きなど、いまだ用途は多い。
僕が下書き用シャープペンに求める要件は以下の通り。
1.先端が定規を使うときにも使いやすい形状で、伸び縮みしたりせずしっかりした金属製であること。
2.軸にラバーなどを使ってないこと。ラバーやエラストマー樹脂は耐久性に問題があるため。
3.クリップがついていること。転がり防止のため。
4.軸の太さ・長さが適度であること。特に長さが重要で、僕は絵を描くとき軸の後ろの方を持って描くことも多いため、市販の大半の筆記用シャープペンは短すぎる。
5.軸の色が黒・シルバー以外であること。道具皿の中の他の筆記具と見分けやすくするため。マンガに使う筆記具は黒やシルバーやグレーが多いため、同じような色だと発見するのに無駄な時間を使うことになる。
このパイロットのシャープペンシルはどこにでも売っているような物だが、以上5つの条件をクリアした優れものである。

・(左)ステッドラー 芯研器 マルス 502
2mm芯専用の回転式芯研器。
他のメーカーにはない構造の芯研器で、クランクのように回転させて素早く研ぐことができ、ストレスがない。

欠点は芯の粉を落とすための消耗品のフィルターがめったに売っていない上、値段が高いこと。まぁ芯の粉はティッシュで落とせばいいだけなのでそんな大問題ではないが…。