※お知らせ(再掲)※
次回ウルジャンの銃夢LOは休載します。
再開は未定です。
理由はお手数ですが、ゆきと帳の過去の書きこみを参照してください。
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ニンテンドーDSで『超』怖い話のゲームが出るというのでさっそく購入、やってみました。
20年近くの歴史を持つ実話怪談集の老舗『超』怖い話シリーズから、竹書房刊行の「超」怖А(アー)、同Б(ベェー)を原作にしたノベルゲーム。
監修は「超」怖中興の祖、デルモンテ平山改め平山夢明氏。
ノベルゲームとは言ってもゲーム要素はほとんどなく、少しインタラクティブ性がある絵と音の出るノベルという感じ。
挿絵もグロさや陰鬱さはまったくなく、DSらしい「オサレ」なかんじ。
僕は「超」怖シリーズのオールドファンとして、当然原作は全部読破しているので、お話に驚かされるような部分はないです。
「超」怖には伝統的にものすごく短い話(文庫本で2ページとか)が結構あって、オチもなく尻切れトンボな感じが実話らしい生々しさを醸し出したりしていたんですが、DSでそういう話を読むと、どういうわけかものすごく白ける。
「それで終わりかい!!」とつっこみたくなる。
同じ話なのに、メディアによってこうも受け取り方が変わるとは、不思議だなぁ。
活字だと、話手から直接体験談を聞くような臨場感があるんだけど、挿絵と音楽で演出されたDSは逆に作り物っぽくなる、その違いかな。
体験談ならオチがなくても「しょうがないな」と思えても、作り物だと「ちゃんと金払ってんだから、オチぐらいつけんかい!!」と…作劇として不十分と感じる、ということかな。
システム部分にもう少し怖がらせる工夫がほしかったのと、お話のボリュームが少なく感じる(上記のような「ハズレ」の話が時々混じっているためにいっそうそう感じる)のが不満。
あんまり怖くないので、怪談初心者の人にはけっこういいかもしれないです。
でもこれがレーティングでCERO-C(15才以上)とかなってるのはわからないな。
怪談は子供のうちに見ておくべきものだろう。
「青の章」ということは続編があるんだろうか。
続編があるなら、欠点を改良したものを希望。
というか、個人的には「超」怖シリーズを全編電子書籍で復刻して、一挙に全話回覧できるようにしてほしいです。
その場合はランダム再生機能とかもつけて。
・「古伝降霊術 百物語」セガサターン/ハドソン
「超」怖DSをやっていて、怖いとネットで評判だったゲーム「百物語」を以前中古で購入してそのまま忘れていたことを思い出しました。
引っ越しの時に押入にしまったままになっていたセガサターンを10年ぶりにひっぱり出し、TVに接続してやってみました。
いや〜、昔のソフト(1997年)なんですが、いい雰囲気を出してます。
説明書には御札がついているほか、「制作者より 『百物語』進行時の注意とお願い」という文が載っていて、「バグ取りの最中にも怪現象が多発…」などと不穏なことが書いてあります。
ソフトをはじめると黒バックに赤文字で注意事項が表示され、「怪奇現象に見舞われてもかまいません」という念書にサインさせるという凝りよう。
100本の蝋燭がずらっと並んだ画面から、カーソルを動かして自由に蝋燭を選び、怪談が披露され、終わると蝋燭が吹き消される、という趣向です。
怪談は基本テキストベースで、背景に静止画が表示されたり、時々実写の再現ドラマ(動画)が始まったりします。
稲川淳二氏が怪談を語るムービーも時々あって、かなりお得感あり。
お話そのものは全年齢対象だけあって、語り手が幼少時や学生の時の話が多く、オーソドックスですが、演出が凝っているのでなかなか楽しめます。
30話ぐらい見たところで眠くなってきてしまったので、中断。
今朝再開しようとしたら、サターンの内蔵電池が切れていたためにセーブデータが飛んでしまっていました。
ちくしょー(T_T)とホームセンターにボタン電池を買いに行き、セットして再開。
しかし昔のゲームなので、テキストの早送り機能や途中キャンセルがないため、「一度見た話もう一度見るのたり〜な〜」とだらだらアイス食べながら見ていたら、サターンのピックアップが変な音を立ててゲームがリセットされてしまった。
何度か再開したけど、画面の変わり目でデータ読み込みに失敗してリセットされてしまう。
「ま…まさかこれが例の霊障かっ…!?」(((゜д゜;)))
まあ古い機械なのでピックアップがへたっだだけなんだろうけどね。
せっかくボタン電池買ってきたのに…残念だなぁ。
新旧二つの怪談ソフトを比べると、だんぜん軍配は「百物語」にあがりますな。
まぁ「百物語」は国内ゲーム黄金時代に作られただけあって、『「超」怖DS』とは制作費が段違いなんでしょうけど。
ハドソンさんは「百物語」を今のプラットフォームで復刻してくれないかなぁ。