2017年11月30日木曜日

仕事道具15_ペン入れ


(写真1)

ペン入れが終わった原稿。
このあと消しゴム掛けし、600dpiモノクロ二値でスキャンする。

メカ類や背景、スピード線などのペン入れはアシスタントのつーちゃんに手分けして描いてもらう。
おかげで、絵にもよるが、下書きと比べて僕の作業量が減って、かなりスピーディーに作業が進行する。

使用する道具はGペン、日本字ペン、丸ペン、
使うインクはパイロットの製図用インク。
くれ竹、ぺんてるなどの筆ペン各種。
ミリペン、マーカー類。
道具についての詳細は後日別記事にする。


(写真2)

左の原稿中段のキャラクターの手を、右の紙に別パーツとして描いている。
これらはスキャンしてPhotoShopで合成する。
なぜ別パーツで描くのかというと、PhotoShop上で選択範囲を簡単に出すため。


(写真3)

人物描写のアップ。
絵が大きいので、このコマはほとんど筆ペンで描いている。
中段のキャラクターの大きな面積のベタ(黒く塗りつぶす部分。×印のところ)はPhotoShop上でバケツツールで一気に塗りつぶす。


(写真4)

線がはみ出すおそれのあるところはマスキングテープでカバーして描く。
つーちゃんに描いてもらったスピード線にフリーハンドでラジアル線を足したところ。

ちなみに、枠線はミリペンで当たりをつけただけのもので、はみ出しなどの修正はしない。
枠線の清書とはみ出し修正はPhotoShopでまとめて行う。


(写真5)

見開き原稿のペン入れが終わったところ。
原稿の継ぎ目はPhotoShop上で修正して消す。