(写真1)
爆発や炎など、グレーの濃淡で表現したい絵は、下書きの段階で素材を用意する。
画像左が原稿の下書き。爆発の輪郭だけが描かれている。
画像右が別紙に鉛筆などで描いた爆発。これをそのまま高解像度グレースケール(300~600dpi)でスキャンし、レベル補正でコントラストを調整した後ペン入れ原稿にコピペする。
状況により、爆発の輪郭線を描かないでペーストしたり、ペーストした後PhotoShopの指先ツールでグレーの部分をなじませたりする。
(写真2)
別紙に使った紙は.TooのPM PADホワイトB4。マーカー用に作られた薄手の紙。
別に普通のコピー紙でも良いのだが、PM PADは値段が高いだけあって鉛筆の乗りがよく、紙のテクスチャーもほどよく出る。
(写真3)
下書き原稿の上に別紙をテープで仮止めし、トレス台の光を当てて鉛筆(芯ホルダー)やシャーペンなどで爆発を描いていく。
ペン入れはしないので、一発描きである。
左はネットからあさった爆発の資料写真。
左下にあるのは芯を削った粉。これを綿棒で紙になでつけることでなめらかな濃淡を出す。パステル画の技法である。
(写真4)
爆発のアップ。
印刷するとグレーの部分は網点の濃淡で表現される。